News

日本金型工業会西部支部、第2回「型青会」を開催

技術と経営、若手が学び合う

6982

■3DP金型を開発
 (一社)日本金型工業会西部支部(堀口展男支部長)は3月4日、第2回「型青会」の勉強会をヤマナカゴーキン(東大阪市)で開催した。型青会は同工業会西部支部の若手経営者の勉強会で、十数年開催されていなかったがこのほど復活。第2回は型青会のメンバー13人が参加し、プレゼンや見学会でお互いの技術や経営を学び合った。
 会ではまず、西部支部事務局が工業会加盟のメリットについてプレゼンを行った後、中辻金型工業(東大阪市)の戸屋加代統括部長が板金プレスの問題解決を提案する自社「スピードレスキュー隊」の取組をプレゼンで紹介。その一環として、樹脂3Dプリンタで製造した樹脂製のプレス金型「デジタルモールド」の開発をストラタシスジャパンと共同で進めていると説明した。
 戸屋統括部長は「金属型で3~4工程・10~14日かかった金型製作が、デジタルモールドでは1工程・3日で完了するなど、大幅な短納期化が叶う。しかも、金属型のように下死点で反発せず、ショックをある程度吸収できるので絞りやエンボス加工時に発生する歪みなどを最小限に抑えられることも分かった」などと説明した。

■CAEを徹底活用
 最後のプレゼンは、ヤマナカゴーキン製造部の山中義貴マネージャー。今年で設立50周年を数える同社では1997年から解析ソフト「Deform」の国内総販売代理店を務めており、自社でも精密冷間鍛造金型の工程設計に業界トップレベルの解析技術を導入している。「CAEを金型設計に徹底活用することで、試作にかかる時間・材料費・人件費を大幅に削減できた。金型の短納期・低コスト化の要望に応えられ、工程設計から量産化まで一貫提案が可能。検証結果を共有することで設計のレベルアップも導き出している」などと説明した。
 プレゼン後はヤマナカゴーキンの工場を見学。最新のNC加工機や独自のノウハウを用いて、主に自動車部品向けの超硬金型(ベベルギヤ等)を製造する加工現場を紹介した。

(写真=プレゼンの様子)