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住友電気工業、鋼旋削加工向け新材種

メーカー名商品名
住友電気工業新CVDコーティング材種「AC8025P」

耐チッピング性2倍に

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 住友電気工業は、鋼旋削加工の安定性と長寿命を可能にした新CVDコーティング材種「AC8025P」を発売した。ラインアップは合計823型番。販売計画として、初年度10億円、3年後に年間50億円を見込む。
 新開発の強靭性超硬母材に、同社独自のCVDコーティングを適用。被膜の残留応力を制御し、コーティングの密着性を大幅に向上させた。さらに、従来の膜に比べて耐摩耗性を維持したまま2倍以上の耐チッピング性を実現したことで、焼き入れ鋼を除くあらゆる鋼の旋削加工(高速~中速領域の粗切削、中仕上げ、仕上げ、断続)の適用を可能にしている。
 切れ刃稜線部に対して表面平滑化処理を施すことで、耐溶着性の大幅な向上に成功。溶着が発生しやすい低炭素鋼や鉄板材の加工に関して、問題だった仕上げや工具寿命も改善されるという。
 販売価格は同社従来品と同等に設定し、「長寿命化による工具使用量と工具交換頻度の低減、高能率化による加工時間短縮を可能にしたことで、加工コストの削減に大きく貢献できる」としている。