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ヤマハ発動機、新型モジュラーマウンター

メーカー名商品名
ヤマハ発動機Z:TA−R(ジータアール)YSM40R

速度・生産性で世界トップ実現

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 ヤマハ発動機(IM 事業部)はモジュラーマウンター(表面実装機)として世界最速を実現した新製品「Z:TA-R(ジータアール)YSM40R」を開発、5月3日から販売する。
 電子回路基板への電子部品装着数が一時間当たり20万個(20万CHP=同社最適条件下)と世界最速を実現した。しかもマシン幅が従来機の半分以下の1mちょうどと超コンパクトで、面積当たり生産性は従来の2~4倍以上にもなるという。「圧倒的なライン長生産性。IM事業部のロボット技術と、高速アルゴリズムを採用した自社製サーボモーターの活用等が組み合わさって生まれた」(IM事業部・鳥井直哉SPグループマネージャー)とする。
 新開発のヘッド「超高速RSヘッド」が高速化の第一の立役者だ。ロータリー式ヘッドの両端2カ所で同時に電子部品を吸着できる業界初の機能を持つ。このダブルの実装効果に加え、ヘッド自体の軽量化による高速動作で、圧倒的な生産性につなげる。しかも0201極小チップ(0.25×0.125mm)の部品実装に対応できる。ヘッドはこの超高速仕様のほかに、高さ方向への対応など汎用性をもつマルチヘッド、大型部品に対応する異形ヘッドと3種のバリエーションを揃える。
 他方、実装の信頼性向上と長期高稼働を実現すべく、実装工程をチェックする高速サイドビューカメラをはじめ、自己復旧を行うノズルヘルス機能などを徹底して装備、「高速仕様ゆえに止まったら生産面でダメージが大きい。故障せずエラーせず、低メンテのマウンターを作り上げた」(鳥井マネージャー)とする。
 販売するのは4ビーム・4ヘッド仕様と2ビーム・2ヘッド仕様の2機種。ターゲットとして、スマートフォンなどを製造するアジアのEMSをはじめ、国内では各種デバイス製品向けを狙う。この5月初旬の発売は、EMSの投資時期を睨んだ面もあるようだ。
 同社は多機能型タイプを中心にマウンターの世界台数シェア約23%(調査機関発表)を持つが、「高速タイプでは後発」(同)だった。世界最速の同機の発売を機に、高速マウンターの領域でもシェアの本格拡大を狙う。