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中国政府、ロボット産業発展5カ年計画公表

 工業情報化部、国家発展改革委員会、財政部はこのほど、ロボット産業の健全な成長を目指す「ロボット産業発展計画(2016~2020年)」を共同で公表したと新華社が伝えた。
 計画は中国のロボット産業の目下の課題となっており、コア部品技術や高機能製品の課題解決を重視している。
 ロボット産業は大きな盛り上がりを見せているが、ロボット部品メーカーの南通振康機械の湯子康董事長は「コア技術で大きな進展がなければ当社は2年も続かないだろう」と指摘。中国のロボット産業は川下の組み立てに集中し、ロボット生産コストの90%を占める川上のコア部品技術は海外製品と競争できるレベルにないという。また、国産の部品価格は海外製品に比べてかなり割高となっているのが現状だ。
 清華大学コンピューター学科の賈培教授は、「工業ロボットは製造業のレベル向上に寄与するが、市場規模や生産額から見ると今後需要が増えるのはサービスロボット。その生産額は工業ロボットの100倍になる見込み」と述べた。
 業界内では、これまでの工業ロボットは搬送など簡単な作業を担っていたが、高齢化や人件費の上昇でホテル、高齢者ケア、医療など多くのサービス業界でロボット需要が増すとの見方が増えている。