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パーパス、「パーパスでんき」として電力小売事業へ

ガス事業者らに「取次販売」提案

 住宅用ガス機器などを手掛けるパーパス(髙木裕三社長)は、電力小売事業に参入すると発表した。
 グループ会社のパーパススマートパワーが「パーパスでんき」の名称で電力小売事業を行う。
 ガス事業者らを対象に「取次型」の販売提案を行い、契約に基づき取次店へ電力を供給するもの。電源元はIPP、PPSなど約30社の発電(電気)事業者や電力市場など。取次型のビジネスは、参入を希望するガス事業者のメリットが「代理店型と比較し、取次型がより多い」と判断して最終的に決めた。
 取次契約に基づき、ガス事業者らはパーパススマートパワーが供給する電力を需要家に直接小売販売する。そのメリットとしてパーパスでは「需要家の電力の商権がガス事業者に帰属するため、ガス事業者は将来にわたってガスと電力の主要エネルギーを供給できる」などとしている。また取次に関する契約は「非排他契約」で、ガス事業者らは他社との併売などフレキシブルな展開が可能。ガスとのセット割引なども自由に設定できる。
 供給エリアは東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、四国電力、九州電力の各電気事業者管内を予定。6月1日より準備の整ったエリアから順次取次販売契約を交わす。当面は40A以上の需要家を対象とし、一般電気事業者と同じ料金で提供しながら、取次手数料として最大7%を還元する考え。ただ関西及び四国エリアについてはパーパススマートパワー独自の料金設定にする予定という。
 事業にあたってはパーパスの電力顧客管理システム「クラウドAZタワーfor電力」を活かす。同システムを取次店に提供してビジネスを支援。パーパスでは、「(取次店は)売上・請求・回収などをはじめ、電力事業に必要な業務のシステムやサービスをワンストップで受けられるようになり、総合的に大きなメリットが生まれる」としている。
 第2ステップとして30A以下の需要家への供給や、時間帯別料金の設定も行う予定という。