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アジア・シームレス物流フォーラム

来場数、過去最高を大幅更新

 アジアの時代を見据え、物流のシームレス化に向けた課題解決を図ろうと、「アジア・シームレス物流フォーラム2016」が5月19日と20日、都内大田区の東京流通センターで開催された。主催は物流システム・サプライチェーンの専門情報誌を発行する流通研究社(東京都豊島区)。
 今回が5回目の開催。アジア国際物流に関する最新の関心時にターゲットを絞ってセミナーと展示で情報を提供する同フォーラムは、年々規模を拡大してきたが、今回は展示ホールを追加し、展示スペースやセミナー数を一気に倍増して臨んだ。
 2日間を通じ計24のセッションを開催。「TPPと物流拡大」、「ASEAN現地事情」、「ハラール物流」、「海運トレンド」、「中小企業の輸出・進出拡大支援/越境EC」などを専門家らが話した。「ほぼすべてのセッションが満員か満員に近かった」(主催者)という。
 「事業継続マネジメントとしての免震」のテーマで講演を務めたTHKの今野宏副社長は、建物の地震対策と同時に、コンピュータサーバーや重要な生産機器などを守るための免震ボード(部分免震)の有効性を話した。「大震災時はアンカーボルトで頑丈に止めた大型サーバーも簡単に倒れていた。供給責任を果たす為に免震テーブルの有効性に目を向けて欲しい」などと呼びかけた。同社はまた、自動倉庫の最上部に「水平に揺れる重り」を設置し、地震の揺れとは逆方向に力を発生させることで自動倉庫自体の揺れを抑えるTMD(チューンド・マスダンパー)制震装置を、ゼネコン等を経由し業界に提供している。講演ではそのメカニズムと効果についても説明した。
 2日間トータルの来場数は、過去最高だった昨年を3500人強上回る9788人へ伸びた。