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山善、東京でアナリスト向け説明会

決算と新中期計画の概要など

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 山善(中田繞社長)は5月31日、東京・大手町で前2016年3月期の決算説明会を開催、証券会社や投資顧問会社のアナリストら30名ほどが出席した。
 前期決算概要と前期までの中期経営計画の総括、及び新中期経営計画(ONEXT YAMAZEN2018)と今期見通しについて中田社長が説明した。
 売上で前々期比2・7%増の4477億7400万円、経常利益で同1・3%増の135億300万円となった前期決算(連結)について「売上、営業益、経常益、当期純利益とも過去最高。売上は全四半期すべてで1000億円を達成した」などと述べた。生産財事業(売上で3081億4600万円、同4・4%増)について「政策による後押しとともに、専門展示会開催などの拡販策が貢献した」とし、消費財事業(同1315億6000万円、同1・5%減)は太陽光発電市場の低迷や、暖冬による冬物家電の減少が響いたとしつつ「システムキッチンなど高付加価値主力商材が伸び、また自社ブランド商品の質の改善で相当ぶんをカバーした」旨、話した。
 前期までの中期経営計画では「収益力向上を最も重視し取り組んだ」と説明。計15のアクションプランについて「概ね初期の目標を達成したが、まだ不十分なものは新中期計画の中で引き続き取り組む」とした。
 売上5000億円、経常150億円を最終目標とする2019年3月期までの新中期経営計画では「生産性の向上」、「海外展開の拡大」、「次世代に向けた人材育成」の3つに重点注力し、この方針に沿って計10項目の取り組みテーマを掲げている。中田社長は「生産性向上では、エンジニアリング機能の強化、eビジネス拡大、物流イノベーションの継続などに取り組む一方、社内的に部門・職種に応じたワークスタイルに改革する。柔軟で厳格な労務管理を推進する」などとした。
 また海外展開拡大に向けては「グローバルマーケティングの推進や、グローバル・サプライチェーンの構築を強化する」とし、人材育成に絡んでは研修プログラムの拡充ともに「即戦力となる中途採用・有識者採用を推進する。女性の積極登用も行う」とした。
 新中計の初年度となる今3月期は売上高で4600億円、経常利益で136億円の計画。中田社長は「下限の目標としてチャレンジしていく」と話した。