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松浦機械、ハイブリッド金属3Dプリンターで「世界最大」

メーカー名商品名
松浦機械LUMEX Avance(ルーメックスアバンセ)60

毎時35CC、造形量約5倍に

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 レーザー焼結と高速高精度切削を組み合わせた金属3Dプリンターの国内パイオニアメーカー、松浦機械製作所(松浦勝俊社長)が、この分野で世界最大サイズというハイブリッド金属3Dプリンターの新機種を開発、6月中旬から受注活動を開始した。
 「LUMEX Avance(ルーメックスアバンセ)60」として売り出した。現行機種であるルーメックスアバンセ25の最大工作物寸法250×250×185mmに対し、大型化した同60は600×600×500mmへ大きく広げた。同25が小物の高付加価値金型市場で着実に実績を伸ばすなか、「近年は航空宇宙産業や自動車産業から、大型化要求が高まっていた」(同社)といい、より大きな高付加部品作りに対応した仕様とした。同社では「ワークサイズの拡大に伴い、様々な市場で3Dプリンター活用が広がり、一層の普及が期待できる」とみている。
 金属3Dプリンターの「大型化」や「高速化」は、3Dプリンターに関する国家プロジェクトでも最重要テーマにあがっているが、新機種は大型化と同時に高速化でも成果を上げた。
 400ワットのファイバーレーザーを使った同25に対し、新機種は1キロワット(オプションで500ワットも)のファイバーレーザーを標準搭載。加えて金属粉末をテーブルに敷き詰める「スキージング」と呼ぶ動作を約10倍に高速化し、従来の約5倍に相当する毎時35CCの造形容量を可能にした。
 金属粉末の供給・回収・再利用を全自動化するシステムも標準搭載。オペレーターが直接材料に触れることはなく、簡単・安全な材料段取りができる。工場への粉末飛散を防ぎ、作業環境を良好に保つ。
 当面月産1台の計画。定価は税別1億3900万円。