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インテックス大阪で3展を併催、合計4万8553名が来場

断熱と健康、関連研究続々と

 6月11日から3日間、インテックス大阪で「建築材料・住宅設備展総合展 KENTEN2014」(主催:一般社団法人日本建築材料協会、日本経済新聞社、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ)が開催され、1万6509人の来場者を集めた。併催の「防犯防災総合展inKANSAI」(主催:防犯防災総合展実行委員会、テレビ大阪)は1万2816人、「関西エクステリアフェア」(主催:関西エクステリアフェア2014実行委員会)は1万9231人の来場があった。
 KENTENの基調講演は、注目の「スマートウェルネス住宅」がテーマ。12日にはセミナー会場で、国土交通省住宅局の豊嶋太郎氏が国交省の最新動向とスマートウェルネス住宅・シティの概要について説明したのに続き、(一財)建築環境・省エネルギー機構の村上周三理事長が「スマートウェルネス住宅のすすめ」と題した講演を実施(本紙11面に村上周三氏の寄稿記事を掲載)。断熱性能向上による複合的な利点をデータで示した。
 翌13日には近畿大学建築学部長の岩前篤教授が「ゼロエネと健康を考えた住宅づくり」について講演。欧米の室温規定などを紹介しつつ、「健康リスクを考えると次世代省エネ基準以上の断熱性が日本でも必要。機器に頼ったスマートハウスより、断熱性をさらに高めて太陽光を搭載するような形でエネルギーの最適化を図る方向が望ましい」と話した。

■水の対策、自助共助で  
 防犯防災総合展では最新の防犯防災グッズを展示した。巨大地震対策ニーズの高まりを反映してか、備蓄の有無が生命を左右するであろう「水」対策の提案が目立っていた。  たちばな総合研究所(大阪市)のブースでは浄水装置を備えた電動三輪自転車を提案。ペダルを回し、泥水を即座に飲料水にまで浄化する実演で注目を集めた。開発者によると「大腸菌(0.3ミクロン)より目が細かいフィルター(0.1ミクロン)を採用しており安全性を確保した。プール開き直前の汚いプールの水でも1日2000リットルも浄化できる」という。携帯電話や光源の充電にも使える上、価格は約60万円と比較的手ごろで移動もさせやすい。「町の防災対策に」と自治体関係者からの引き合いが多数あったという。
 浄水器の提案は他ブースでも続々。第一コンテク(広島市)では手動ポンプ式のRO浄水装置について「空気ポンプ並みに軽い力で浄水できるので女性や子供でも扱いやすい」とアピール。河川の水などを1分に1リットル浄水でき、1台で1日480人分の水(1人1日3リットル)を確保できるとした。  洪水や局地的大雨に向けた対策の提案も注目を集めた。文化シャッターのブースでは簡易型止水シート「止めピタ」の止水性能実験を実施。わずか5分強で設置できるシートが、深さ約50センチの水が窓から侵入するのを大幅に低減できることを実演で見せた。