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安川電機、パスプランニング機能開発

ロボット活用容易に

 産業用ロボットにおけるティーチング作業を自動化し、ロボット活用を容易にします―。
 安川電機(小笠原浩社長)はこのほど、ロボットを簡単に生産ラインへ導入する為の「EASY to Use」の取り組みとして、ロボットの動作軌道を同社オリジナルのロボットシミュレーター(MotoSimEG-VRC)上で自動生成するパスプランニング機能を開発したと発表した。
 ティーチング作業の一部を自動化できる。ティーチングを行う作業者の負担を軽減させ、迅速で効率的な生産システムのセットアップや段取り替えが可能になる。
 具体的には、前記ロボットシミュレーター上で動作開始姿勢と終了姿勢、動作生成条件を入力すると、周辺障害物を回避した軌道を自動生成する。 
 生成した軌道はロボットプログラミング言語で動作し、高速・高精度なプレイバックが可能。また障害物との干渉回避だけでなく、障害物との間に任意のクリアランス(空間)を保ちながらタクトタイムの短い動作を高速生成できる。このため「シミュレーション環境と実際の環境に誤差があっても安心してプレイバックできる」という。ティーチングが難しいとされる双腕ロボットにも対応する。
 同社はこの機能を、既にバイオメディカルロボットシステムに組み込んで効果を実証してきたとする。創薬・製薬などバイオメディカルの研究分野では作業手順の変更が頻繁に発生し、その都度ロボットの動作プログラムを変更する必要があったが、同機能を活かすことで「ロボットの専門家がいなくてもその場ですぐにプログラムを自動変更できる」という。同様、部品配膳システムでも同機能の適用・検証を進めており、同社は今後、こうした複雑動作を要する分野を含め、さまざまな産業用途に適用させ、マーケットへの自動化提案を広げる。