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三菱日立ツールが全国で特約店向け報告会

今期、新製品急増か、「得意の金型向けに軸足」(増田社長)

 三菱日立ツール(増田照彦社長)は、6月14日から連日、東日本、中日本、西日本、九州の順で各地区主力特約店の代表者らをホテルに招き、営業概況や基本方針などを伝える「三菱日立ツール報告会」を開催した。
 各会場では、業界平均を上回る業績の伸びや、この4月に行った営業体制の強化・改革などを伝え、「『天にも地にも我一人、他にかわるものなし』のプライドで、得意の金型向けに重点を置き、独自性で挑む」(増田社長他)などと今後の方針を説明した。
 東日本全域から主力特約店を招いて6月14日に開いた東京会場では、冒頭、増田社長が「前3月期業績は売上で10%増、営業益で19.2%増。皆様のおかげで力以上の結果を出せた」と挨拶。今期については業界全体でほぼ横ばい予測のなか「4%の増収見込み」と述べ、「不透明感が強いと言うが、私が業界に入って約40年、先が見通せた時代はなかった。皆様の見識、底力、頑張りも含め、むしろ陽気にチャンスと捉え、立ち向かうものをサクサクと片付け、前に進みたい」と話した。続けて「金型向けでどこにも負けない切削工具を出し続ける。新営業体制には妙な自信を感じている」と所感を述べた。
 営業方針については矢倉功取締役営業本部長が詳細を説明。今期の重点事項に掲げる「新商品による新規開拓と拡販」、「各種プロモーション強化」などの内容を伝えた。新営業体制では国内各ブロックのマネジメント強化を狙いの一つにしており、「地域戦略の立案と戦術実行をスピードアップする。地区毎に講習会を開き、ユーザー様、販売店様に来ていただける仕掛けをいくつも作る」などと話した。

■新製品連射へ
 「非常に多くの新製品をリリースする」(矢倉営業本部長)という今期は既に、4月に発表した5軸加工で使う仕上げ加工用の刃先交換式工具「GF1形」に目下引合いが殺到、シリーズ化を進めるほか、この6月にはインサートの表裏仕様が可能で4コーナーを使える高送りラジアスミル「TD4N」(9面関連記事)が大型新製品として登場する。
 滋賀県の野洲工場で開かれた西日本特約店対象の報告会では、新製品の加工実演を実施。φ1~2㍉の小径オイルホール付きドリル「WHMB‐TH」では、SUS304に対して加工深さ22㍉㍍のノンステップ加工を見せた。これら以外にも「秋のJIMTOFに向け、新製品を相次いで出す」という。