News

大阪で防犯防災総合展

防災倉庫、緊急速報を身近に

7887

 6月9日~10日までインテックス大阪で開催された「防犯防災総合展」。150社・団体が出展し、年々関心が高まっている自然災害からフードディフェンス、テロ、企業・家庭のセキュリティまで、ソフトとハードの両面から各種対策を提案した。
 「決め手はスピーディな対策」として、文化シャッターはゲリラ豪雨対策を紹介した。ビル・店舗向けの止水ドア「アクアード」でアピールしたのは、レバーを水平に引き上げるだけで、3㍍の浸水でも漏水量を20㍑以下に抑えられる手軽さだ。扉が枠に密着し、屋内への水の侵入を抑制。止水性能を確保しながら、一般的なスチールドアと同等の納まりと軽い操作性を両立した。
 鶴見製作所は今年5月に発売したばかりの簡易止水装置「おうちまもるくん」を実演した。ポンプの吸引・吸水力を活かして、事務所や店舗の入口に設置したスチロール本体を地面に密着。自動ドア、内開きドア、外開きドアのほか、「点字ブロックのような凹凸のある地面にも設置できる」という。
 設置可能範囲は2100mm。止水の高さは「出入りでき、豪雨発生時でも営業を続けられる」200mmに設計した。ユーザー登録すると、購入から5年後にスチロール本体などの消耗品を無料でもらえるサービスも始めた。
 淀川製鋼所は、地震解錠装置搭載の防災倉庫を参考出展した。使用した倉庫はガルバリウム鋼板仕様の中・大型物置「エルモ」。震度6弱クラスの大きな揺れに反応して自動解錠できるようにすることで、鍵の紛失や管理者不在といった心配をなくした。
 担当者は、「これまでの解錠装置付き倉庫は断熱効果のあるタイプだけ。水や薬などの長期保管に適している分、価格がネックになっていた。エルモはその半値程度。ジャッキやバールといった工具を収納するのに適している」と話していた。
 南海電設は、気象庁の緊急地震速報を受信端末へ5.6秒(全国平均)で配信するサービスを提案した。月額1.8万円で外部機器を最大8点まで接続可能。「揺れる前の発報で、避難行動をとったり、生産ラインを停めたりできる。既存の放送設備と連動することで、社内への地震速報を一斉に発信できる」と説明していた。

(写真=ポンプの吸引・吸水力を活かして止水する鶴見製作所の「おうちまもるくん」)