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ソディック、アルミ合金対応の射出成形機

ダイカスト製造法の課題解決

Microsoft Word - 20160616_FIX版_フ゜レスリリース ALM450 ソディック(金子雄二社長)は先ごろ、アルミニウム合金に対応した射出成形機「ALM(アルム)450」を開発したと発表した。同社は「アルミへの材料置換を促進する画期的製造方法を確立した」などとしており、世界初の快挙ともいう。「アルム450」は今年6月から販売をスタートした。
 ダイカスト(生産量の97%前後がアルミダイカスト)製造法において指摘されてきた「プラスチック成形に比べ歩留まり率が極端に低い」という課題を解決するのがこの射出成形機の最大特長。
 同社によると、アルミダイカストの高品質化・歩留まり向上という課題をめぐっては、さまざまな技術開発に複数の企業が取り組んでいるが、いずれも普及率は高くなく、また高品質と歩留まり向上に優れた射出機構をもつホットチャンバー法でも、溶湯アルミが金属と反応して侵食する「溶損」の問題から実用化につながっていないという。
 そうしたなか同社は、溶解シリンダと射出シリンダを分業化したV−ライン方式の射出成形機により、溶損の問題をクリアー。歩留まりを向上した高品質なアルミダイカスト成形を実現した。
 「アルム450」は最大型締力4410kN、省エネ設計としたほか、溶解炉などが不要なことから省スペースで安全性も高い。また摺動部に磨耗のない独自のシール方式を採用しており、メンテナンス頻度が少ない。
 販売価格(税別)7800万円から。年間50台の販売目標。