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日本電産シンポ、次世代無人搬送台車「S-CART」

メーカー名商品名
日本電産シンポ次世代無人搬送台車「S-CART」シリーズ

磁気ガイド無しで自律運転

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 日本電産シンポ(西本達也社長)は、6月21日から東京ビックサイトで開催された機械要素技術展で次世代無人搬送台車「S-CART」シリーズ(今年3月発売)のデモ走行を行い、注目を集めた。従来のAGVのようにガイドとして機能する磁気テープ等を床に貼り付ける必要がなく、タブレット画面上のジョイスティックで、まるでラジコンのように簡単に自動運転ルートの設定ができる。低床型(床上200mm)で様々なオプションと組み合わせやすいのも特徴。展示ではコンベアを搭載した同機が搬送コンベアとセンサーで連動して自動でダンボールを載せ替えたり、車輪付きラックの下に潜り込んで牽引(最大400kgまで)するなどのデモ走行を見せたほか、「多軸ロボや双腕ロボなどを載せ、組み立てラインで活躍させる提案も検討中」(同社)と言う。
 赤外線センサによる障害物検知機能や接触停止機能など人との協働を想定した安全機能を備えたほか、中央部には独自のサスペンション機構を搭載しており、坂道発進や小さな段差の乗り越えも容易。1時間の充電で最大8時間連続稼働でき、将来的には非接触給電システムもラインアップする予定。
 基本機種は360万円で、磁気テープ設置やティーチングにかかる費用も不要。AGVの導入コストを大幅に下げられる。同社によると「組み立て工場や建設資材倉庫など様々な現場で採用が進んでいる。当面は月間100~200台の販売を目指すが、反響を見て増産に踏み切りたい」とする。最大積載重量100kgで、同1トンの大型機も近日発売予定。