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ダイヘン、ケーブル内蔵ロボから6キロ可搬機

メーカー名商品名
ダイヘンロボット「FD−B6」

高度な溶接、ハンドリングに対応

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 ダイヘン(大阪市淀川区)は、アーク溶接に最適なロボット「FD−B6」を発売した。ケーブル数を従来製品の2倍に増加させることで、複雑化した装備が必要な溶接法でも、干渉のない使いやすいシステム構築を可能にした。ハンドリング用途向けにも提案する。
 「あらゆる性能で業界最高を実現した」オールラウンダー機として市場投入した。国内販売価格は税抜390万円。溶接の高品質・高速化が求められている自動車業界を中心に、国内外で初年度5千台の販売を目指す。
 可搬重量は同社従来機比1.5倍の6キログラム。各種センサの搭載を可能にしたことで溶接の自動化範囲を拡大し、知能化に対応する。各軸速度は15%アップしている。
 同社が開発した極低スパッタ溶接システム(シンクロフィード)などに最適な仕様に設計。細径ケーブルを新たに開発し、アプリケーション用ケーブルのロボット内蔵数を24芯に増加した。ケーブル本数は6本から1本に低減。アーム後方のケーブルをなくし、干渉による損傷リスクを減らしながら教示しやすくした。
 さらに干渉を防ぐために、各部位をスリム化した。手首モータは上腕に組み込むことで、治具やワークとの衝突を気にせず、狭いところでも最適な溶接姿勢を実現した。アームは10%スリム化。高密度配置を容易にした。
 FAロボット事業部企画部の担当者は、「可搬重量を上げながら、スリムに、動作も速くしている。フラッグシップモデルと言える自信作。シンクロフィード専用機ではないが、ベストマッチしている点で新機種を提案していきたい」という。