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太陽工業、テント素材の新提案

「事務所・店舗施設」の販売開始

 テント構造物メーカーの太陽工業(大阪本社・大阪市淀川区)はこのほど、「テント素材による事務所・店舗施設」の事業化を決定、大阪本社内に同事業の体感施設を完成させるとともに、9月より本格的な営業展開を始めた。
 東京ドームやサッカーW杯開催スタジアムのスタンド屋根など、国内外で実績ある産業用膜構造の用途を拡大し、事務所や店舗などの居室空間にも範囲を広げ、新たな市場開拓に取り組む。同社では、「膜構造独自の明るさや開放的空間、短期施工等の付加価値的要素を活用。テント素材による居住空間のメリットを普及することで、需要拡大に努め、年間100億円規模の事業成長を目指す」方針を示した。
 新事業の膜構造は、システム化したボルトオンフレームにより、膜屋根や鋼板製の外壁を支える事で、在来工法と比べ工期を約2カ月(内装工事別途)に短縮、軽量構造物で基礎工事も軽減できるのが大きな特長。価格的には、「100~300坪の平屋タイプで、建設コストは坪30万円から50万円(内装・設備別途)で対応可能」(同)と説明。膜材の優れた透光性は、日中の照明コストも削減する。また、重量1kg/平方m以下の軽量かつ高強度の膜材料が超軽量屋根を実現、地震時での安全性を確保するほか、「自然光を取り入れできる膜屋根は、明るさの変化を体感できることで、ストレス軽減やリラックス効果が期待され、作業効率向上や健康な職場環境づくりに役立つ」としている。
 なお、同社では今回の「事務所・店舗施設」の営業展開のモデル施設となる「マクマックス・フレックス・エクスぺリエンス・センター」を大阪本社内に建設した。寸法は、幅17・1×奥行き20・1×高さ7・2㍍で、建築面積343.71平方m、延べ床面積(2階建て)550平方㍍の規模。超軽量の新素材「ETFEフィルム膜材」を正面ファサードに取り入れるなど、「テント空間のメリットを体感するとともに、新しいアイデアを一緒に考える施設」として活用する。