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ダイヘン、溶接機制御ケーブル不要に

メーカー名商品名
ダイヘンダイナオートXW−500

大型構造物向け利便性高める

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 ダイヘン(大阪市淀川区)は9月中旬、制御ケーブル不要のCO2・MAGアーク溶接機「ダイナオートXW-500」を発売した。造船、鉄骨、橋梁などの大型構造物を想定し、初年度600台、2017年度1800台の販売を見込んでいる。
 同社が開発した高速電力線通信「D.connect」を溶接機に初めて採用。溶接電源とワイヤ送給装置間の制御ケーブルを削減した。リモコンで溶接条件の詳細な設定を可能にしたことで、広大な現場での利便性を高めた。
 そのほかに制御ケーブル削減のメリットとしてを挙げたのは、溶接作業の中断につながる断線リスクの低減と、送給装置の持ち運びやすさ。溶接電源と送給装置間のケーブル長が50㍍だった場合、「約25キログラムの軽量化になる」(溶接機事業部企画部)。
 溶接電流を一定にする制御機能も搭載した。長尺構造物や円周溶接といったワイヤ突き出し長さが変化するようなワークでも、均一な溶け込みを確保することで高品質な溶接を実現する。
 送給モータには、回転数を監視するエンコーダを搭載。ケーブル延長や周辺温度に影響されず、安定したワイヤ送給を可能にした。入力電圧が不安定になりがちな、造船などの現場やエンジン発電機の使用時を考慮して、溶接機への入力電圧や周波数を常時監視する機能も備えている。
 長尺物や大型構造物の溶接は、送給装置と溶接トーチを持って、溶接箇所を次々と移動するため、「作業者にとって重労働になっている」という。販売価格は95万1500円(40m延長時)。