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三井精機、高実績5軸機に新機種

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三井精機工業マシニングセンタ2機種

ジグボーラー応用の立MCも

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 三井精機工業(奥田哲司社長)は、マシニングセンタ(MC)の新機種2機を開発したと発表した。主力機の一つである立形5軸MC「Vertex」シリーズの新型機と、得意とするジグボーラーの精度をダイレクトに活用した新立形MCがそう。ともに11月に開催するJIMTOFでの世界初披露を予定している。
 「Vertex」シリーズ新型機の名称は「Vertex55XⅢ」(BT40タイプ)。「最小の設置スペースで最大の加工エリア」をモットーとする同シリーズの特長を継承しつつ、大きく2つ、ヘッドやコラムの剛性と、主軸の熱変位補正機能を高めて付加価値を増した。剛性アップにより「微小線分送りによる3次元形状面品位が向上した」(同社)ほか、補正機能強化によりZ軸の熱変位量を従来の約3分の1にまで抑え込んだ。
 テーブル作業面φ400mm、XYZ軸のストロークで550×600×500mm。設置スペースは約2×3m。この大きさで最大φ750×高さ525mmのワークを積載できる。価格は近々発表予定。

■究極マザーマシン
 一方、ジグボーラーを応用した新立形MC(BT40)は、「プレシジョン プロファイル センターPJ812」と名づけた。ジグボーラーとMCの「ハーフ」といったイメージで、ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工をMC機として実現する。同社はジグボーラーで長年の実績を持つが「およそ大型機が売れ筋の中心で、小~中型機は精度の高いMCを選んで加工されるケースが多かった」(精機販売推進室)そう。そこで、超高精度なジグボーラーの能力をMCに注入した新コンセプトマシンとして同機を開発した。ハイエンド領域での従来MCに対する巻き返しを狙う。「究極のマザーマシンを生み出せた」(同社)としている。
 門形シンメトリー構造で熱変形を抑える一方、新たな熱補正機能強化によりZ軸の熱変位量を従来の約3分の1に低減させた。またボールねじ軸心冷却、摺動面冷却など温度環境対策を随所で追求した。
 新摺動機構で0.1ミクロンの送りに追従する。Z軸の静剛性は従来機比6倍以上に向上させている。
 金型、試作部品、光学関連部品、医療機器などの精密加工向けに提案する。テーブル作業面積800×1200mm、ストローク(XYZ)800×1200×500mm。価格は近日発表予定。

(写真=プレシジョン プロファイル センターPJ812【イメージ画像】)