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トヨタ、本社工場内にエネ管理棟

純水素燃料電池と太陽光を活用

 トヨタ自動車はこのほど、愛知県豊田市の本社工場内に竣工したエネルギー管理棟に、定置式の純水素燃料電池を導入、運転を開始した。新設の管理棟では、省エネ対策と再生可能エネルギーおよび水素の活用により、CO2排出量ゼロを目指す。
 省エネ対策では、空調・照明を一人一人が入切できるようにして節電を促すとともに、自然光や自然換気を最大限利用した省エネ対策等を導入し、エネルギー消費量のミニマム化を図る。
 その上で、定格出力3.5kWの定置式の純水素燃料電池と、太陽光発電、プリウスの使用済みバッテリーを再利用した蓄電池を組み合わせたエネルギーマネジメントシステムを導入する。このシステムでは、エネルギー管理棟でのエネルギー需要予測を行い、エネルギー効率の高い燃料電池を主に運転しながら、発電量が不安定な太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、効率的なエネルギー供給を実現する。
 さらに、燃料電池から出る廃熱は空調に利用するなどにより、CO2排出量ゼロを目指す。
 トヨタによると、今回、導入した純水素燃料電池は、小規模オフィス向けに開発されたもので、「商用として運用を開始した初の事例」とのことで、今後も、工場内建物での効率的な水素活用技術の開発と導入を進める方針だ。