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女性活躍の職場、パフォーマンス良好

 「ビジネスパーソン1000人調査」と題し、毎回様々なテーマを設定して定期・継続的にインターネットアンケート調査を行っている(一社)日本能率協会。
 「女性の活躍推進」をテーマにした今年7月下旬から8月にかけての調査では、女性がイキイキ働ける環境づくりが、職場全体のパフォーマンス向上につながっていることが間接的に浮かび上がった。

■子育て世代は消極派?
 職場で女性の活躍が進んでいると思うか、との最初の問いでは、「どちらかというと進んでいる」を含め、進んでいるとの回答がほぼ半数の50.6%だった。
 女性の活躍が進んでいると実感する人の割合は、世代別で20代の60.4%が最も高く、次に60代の59.3%だった。対して30代、40代は40%台半ばにとどまり、女性活躍の実感が薄い結果となった。
 同様、「女性の活躍が今より進むべきだと思うか」の問いでも、全体の66・6%が「進むべき」(どちらかというと進むべき、を含む)と回答したのに対し、30代(同63.3%)と40代(同62.%)はわずかながら相対的に消極的な結果となった。
 これについて調査リポートは「子育て世代が他の年代に比べ女性活躍に消極的である要因は、育児と仕事の両立の難しさにあると推察される」と記している。アンケートの別の問いでは女性活躍に必要なこととして「女性社員に向けた育児・介護両立支援制度」が上位に上がっており、当事者意識が回答結果ににじんだ形のようだ。

■職場の成果に直結
 一方、「現在の職場は十分な成果を上げていると思うか」の問いでは、女性活躍が「進んでいる」と回答した人の73.7%が「そう思う」(どちらかというとそう思う、も含む)と答えたのに対し、「(女性活躍が)進んでいない」と回答した人では「そう思う」の割合が50.0%とどまり、両者には23.7ポイントの差があった。
 この結果から、女性がイキイキ働ける環境づくりが、職場全体のパフォーマンス向上に貢献していることがうかがわれた。
 また女性の活躍を推進するために必要なことを聞くと、男女間で回答が異なった。女性は、前述「女性社員に向けた育児・介護両立支援制度」と回答した割合が最も高く(複数回答で24.8%)、2位に「女性管理職登用制度」(同24.1%)が続いた。一方で男性は、1位が「女性社員の意識改革」(同22.8%)、2位が「女性社員に向けた育児・介護両立支援制度」(同18.3%)だった。女性は意識改革や意欲よりも、具体的な「制度」を重視していることが分かった。