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日本初の「ロボット・スクール」NEDOが大工大に開設

 少子高齢化、人手不足、安全・安心社会の実現等の課題解決にロボット技術の活用が加速しているが、サービス分野を中心に、ロボットビジネスを新規に立ち上げる人材や育成する研究開発機関や企業が不足している。
 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこの夏、サービス分野のロボットビジネスを創出できる人材育成を行う「ロボットサービス・ビジネススクール」を日本で初めて大阪工業大学内に開設した。
 また、来年4月に開校予定の大阪工業大学梅田キャンパスの「ロボティクス&デザインセンター(RDC)」を同スクールの拠点とすることで、サービス・ロボットの技術革新に必要な、テクノロジー、デザイン、ビジネス的知見を一体的に教育することが可能となる。
 NEDOでは、「大学、研究機関、企業および大阪府などの地方自治体との連携を強化することで、迅速な開発ができる場が形成できる」としている。
 今年度は、座学となる基本教育部分をe―ラーニングなどを活用して、動画による教育を提供する。来年度には、全国各地でRDCの機能を活用して、医療、福祉、モビリティ、インフラ分野の企業から持ち込まれるロボットシーズおよびロボット事業化の課題を分析・抽出するとともに、デザイン思考による企業、学生、自治体職員などが入り交じったRBC(課題解決型学習)形式のワークショップを全国各地で開催する計画。
 同事業の展開することで、サービス分野を中心に、ロボットビジネスを起業する人材を創出。ロボット産業のさらなる活性化を目指す方針だ。
 なお、15年2月に日本経済再生本部で決定された「ロボット新戦略」では、製造分野では現在の6000億円から2倍の1兆2000億円に、非製造分野では600億円から20倍の1兆2000億円に成長させることを目標としている。