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関西スマートエネルギーウィーク

パーパスが暮らしのIoTアピール

 太陽電池展や電力自由化EXPOなど関連7展示会を併催する関西スマートエネルギーウィーク2016(リードエグジビションジャパン主催)が9月7日から3日間、インテックス大阪で開催され1万8098人が来場した。
 会場では今年4月から全面自由化された電力小売りに関連するビジネスが多数紹介された。一般家庭・商店など低圧の電力小売りに参入した大阪ガスでは「低圧のスイッチング(電力契約切り替え)申込みは7月末時点で17万件、現時点では19万件を突破しているだろう」と好調さを話す。電力広域的運営推進機関のスイッチング支援システム利用状況の発表によると、関西電力管内における3月1日~8月31日までのスイッチング開始申請件数は33万9700件。うち約半数が大阪ガスとの契約にスイッチングしたとみることができる。
 さらに大阪ガスでは東京ガス・NTTファシリティーズとの共同出資で設立した新電力最大手・エネットの代理店として、工場や商業施設など特別高圧・高圧分野でも販売しており「全面自由化でユーザーの関心が飛躍的に高まり、特別高圧・高圧の契約件数が大きく伸びた」という。

サービスで大手に対抗
 大手に対抗する新ビジネスモデルをみせたのは、ガス給湯機器メーカーのパーパス。ブースでは「暮らしのIoTサービス」を打ち出し、エネルギーの見える化、家電・エコジョーズなどの制御、エネルギー事業者オリジナルのWEBコンテンツ表示、事業者とエンドユーザーの双方向コミュニケーションなどを、TV画面やスマホから簡単に実現できる点をアピールした。パーパスでは、「ガス事業者様による(1)ガス&エコジョーズ、(2)通信、(3)電力、(4)コンテンツのカルテット販売を支援したい」と言う。
 同社では既に、グループ会社を通じてLPガス事業者等の電力小売をサポートする「パーパスでんき」の事業を立ち上げており、7月から新たにNTT西日本・NTT東日本の光回線「パーパスひかり」をガス事業者に卸す事業を開始。同時にHEMSコントローラー「光BOX+(EMS版)」の卸売販売、コンテンツ配信を提供する「パーパスコネクテッドホームソリューション」のサービスを展開しガス事業者を通じ消費者へ提供する。
 「パーパスでんき」を活用した事業者へのスイッチング目標は1000万世帯。同社では「ガス事業者は点検等でエンドユーザーとの接点が多く、信用度も高い。WEBコンテンツ等を通じてリフォームやクリーニングなど地域のサービス事業とも連携し、サービスを広げることもできる」と、地場密着サービスでも大手への対抗を促した。