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松浦機械、横形MC「H.Plus-504」

メーカー名商品名
松浦機械横形MC「H.Plus-504」

アルミから重切削まで対応

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 松浦機械製作所(福井市、松浦勝俊社長)は累計1700台以上の出荷実績を持つ横形マシニングセンタの主力機種「H.Plus」シリーズに新たに、500角パレットで40番テーパの主軸を搭載した「H.Plus−504」を追加し、10月12日に発売した。同社では一昨年から横形MCの開発を強化しており、新機種では同社が「横形の中でもマーケット規模が大きい」とする500角パレット市場の充実化を図った。11月17日から東京ビックサイトで開催されるJIMTOF2016に出展予定。
 最大工作物寸法は直径800mm×高さ1000mm、工作物許容質量は750kg。同社の天谷浩一常務は「主に欧州市場からの強いニーズを受けて開発した機種。同クラス最大の積載量は他社にない強みで、ワークの大型化が進む航空機や自動車産業のみならず、多数個取りによる効率化、治具重量増加のニーズにも応えられる」とする。
 主軸トルクは187.3Nm、最高回転速度毎分1万2000回転を標準装備。オプションで高速切削仕様(108.4Nm、2万回転)と高トルク仕様(350Nm、1万5000回転)を用意し、アルミの高速加工から難削材の重切削まで幅広く対応する。
 ダイレクトドライブ駆動の任意割出テーブル(B軸)の最大送り速度は毎分100m。ワーク質量に合わせて速度を変える加減速調整機能により、割出時間を同社比で最大35%短縮できるほか、独自のダイナミッククランプシステムで加工時間も短縮する。
 マトリクス工具マガジンは標準60本で、オプションとして最大330本の高速・大容量タイプ等を用意。新操作システム(15インチタッチパネル)の搭載などで操作性も高めた。
 機械本体サイズは50番・500角のH.Plusm−500より約22%もコンパクト化し、ドアとの接近性を高めて作業性を高めた。シリーズ部品の共通化等で開発スピード向上とコストダウンを進め、定価は税抜で3580万円と同500より約400万円の低価格化も実現している。月産目標は3台。
 松浦勝俊社長は「目標とする2020年の生産目標(現状の1.5倍、年産700台)を達成するには市場ボリュームの大きい横形MCの拡販が必須。横形のラインアップ充実で、ユーザーの囲い込みも狙えるはずだ。2020年時点では横形MCの出荷比率を現状の19%から最大25%にまで伸ばしたいと考えており、今後も既存機種の刷新のほか、横形5軸MCの開発も視野に入れた大型化を検討している」と話した。