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サンドビック、JIMTOFでI4.0提案

技術セミナーで概要説明

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 サンドビック・コロマントカンパニーは10月11日、名古屋市名東区の本社で「コロマントツーリングパートナー技術セミナー」を開催した。販売店の担当者など60人が出席。JIMTOFの見どころやボーリング工具の実用例を紹介した。
 JIMTOFでは、インダストリー4.0に対応する切削工具のプラットフォーム「コロプラス」を発表するとした。具体例のひとつに挙げたのは、無線操作によるボーリング工具の径調整。工具内部に電子部品と充電式電池を組込み、経験と時間が必要だった手動調整を簡略化するのが狙いという。
 防振工具の芯高調整は、内蔵したセンサーとBluetoothによるデータ送信を活用する。マイクロ㍍単位の調整が可能なだけでなく、タブレット端末からリアルタイムで▽加工面の状態▽防振工具の温度▽バッテリーの状態▽切削記録保存▽加工中の状態(振動・加工負荷)―などを確かめられる。
 操作に必要な端末として専用アプリを入れたタブレットやスマートフォンを想定しているそうで、「いずれ工作機械のコントローラーにも搭載していく予定」(機械搭載推進部長の羽垣内勇氏)と話していた。
 コロプラスのメニューにはそのほかにも、生産計画時間を大幅に減らすツールガイドや、加工プロセスに関する情報を基に「ニーズに応じて生産工程の分析と最適化を行う」(羽垣内氏)モニタリングシステムがあるという。
 セミナー後半は、実加工で売れ筋製品の特長を解説。高精度クーラントノズル付きの1枚刃ボーリング工具を使った仕上げ加工では、短く分断された切りくずを見せ、自動車・航空機の難削材向けに高圧クーラントの需要が高まっている旨を語った。
(写真=無線で径調整するシステムを組み込んだボーリング工具「コロボアプラス」)