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パナソニック溶接システム、全国4カ所で製品発表会

エアプラズマ、工法切替披露

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 パナソニック溶接システムは、10月12日と13日に大阪府豊中市の本社で「溶接機・ロボット新製品発表会&工法展」を開催した。大阪を皮切りに、11月中旬まで名古屋、浜松、東京で順次開く予定だ。
 今回展では、参考出展が目立った。入口にはフルデジタルエアプラズマ溶接機「YP−060PA3」を展示。これまで別途用意する必要があったコンプレッサを内蔵することで、持ちこびやすくした。材質・板厚選択で適正条件を自動決定する「切断ナビ」を搭載し、ドロス抑制など高い切断性能を発揮する。コンプレッサ一体型、セパレート型の2機種を展示しながらも、スタッフは「投入時期も含めてどういう形で販売するか、発表会の反応を受けて検討していきたい」と話していた。
 ロボット「Active TAWERS」を使用した加工事例として、自動車業界などで導入が加速している薄板ハイテン材向けのMAG溶接を実演した。熱がこもって溶け落ちしやすいハイテン材の課題を、ソフトウェアの導入と溶接条件の変更で解決するというもの。φ1.2ミリのワイヤで板厚0.8ミリメートルを、毎分1メートルの速度で溶接して見せた。そのほかにも、マルチマテリアル化に向けた提案として軟鋼の高速溶接も実演した。
 TAWERS1台でMAG・MIG溶接からTIG溶接に切り替えられるシステムも披露した。ロボットが備える豊富な波形データベースを使用。TIG溶接のオプションとして、電極の自動交換が可能なクランプユニットも用意した。「電極の消耗は、溶接品質に大きな影響を与える。手動で切り替える手間を省くだけでなく、生産性の向上と品質の安定化につながる」と説明した。