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関西ものづくりワールド、西日本で過去最大の出展規模

来場者は前年比14%増加

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 インテックス大阪で10月5日から3日間、関西設計製造ソリューション展、関西機械要素技術展、関西工場設備・備品展の3つの専門展から成る関西ものづくりワールド(リードエグジビションジャパン主催)が開催され、前年比14%増の合計3万5908人が来場した。西日本で過去最多となる1180社が出展し、製造業向けITソリューションやロボット・メカトロ技術、加工技術、工場向け設備、備品など最新のソリューションが紹介された。
 ロボット技術で注目を集めたのはデンソーウェーブ(愛知県知多郡)のブース。自社の高速スカラロボット「HSRシリーズ」および主力設備メーカ7社との共同出展により、部品バラ積みや繊細な力制御によるバフ研磨、検査の自動化など最新のロボットアプリケーションを実機で紹介した。さらに、工場情報システム用の標準ミドルウェア「ORiN」(オライン)で展示機をネットワーク化し、工程監視や導入シミュレーションなどの各アプリとの連携により生産性向上を導き出せる事例も紹介していた。
 機械工具商社の山善(大阪市)のブースでは、電動シリンダの役割と性能を分かりやすく伝えるため、来場者が遊べるドライブシミュレータを設置した。運転座席の背面部に、ダイアディックシステムズ(金沢市)の電動シリンダを接続。ハンドル操作に合わせて車の動きを体感できる参加型コーナーとした。ダイアディックシステムズの小川武志社長は、「シミュレータ関係の引き合いが増え続けている。細かい動作を反映できるのが受けているようだ。今回出展した横荷重に強い新型シリンダはまもなく量産体制に入る予定。アミューズメントの世界が各産業に与える影響力にも期待している」と話していた。
 山金工業(福井市)では、製造現場の腰痛対策として新発売のワークテーブル昇降タイプを紹介した。1回転あたり2ミリ昇降する収納式のハンドルを備え、作業者に合わせて手軽に天板高さを調整できるのが特徴。操作しやすく、ハンドルの回しすぎによる内部ギアへの過負荷防止機能も備えた。同社によると「金属部品の組立工場など大型の引合いが既に出始めた」とのこと。また、作業者の足元に敷き、脚からの反発力を約72%軽減できる(体重60キロの場合の実験値)という「疲労軽減マット」も注目を集めていた。
(写真=ドライブシュミレータで電動シリンダの役割と性能をアピール(山善))