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オークマ、世界最大の複合加工型金属3DP

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オークマ複合加工機「LASER EXシリーズ」

焼入れ工程まで1台で

 オークマ(花木義麿社長)は、金属積層造形機能を搭載した複合加工機「LASER EXシリーズ」を開発したと発表した。ミーリング、旋削、研削に加えて、世界で初めて焼入れ工程や異種金属の積層造形加工までを1台で実現する次世代型の超複合加工機。「究極の工程集約とインテリジェント化により、マスカスタマイゼーションを支える」(同社)という。JIMTOF2016ブースで実機を披露、会期初日の11月17日から発売する。
 全5機種をラインアップし、多種多様なワークに対応する。5軸制御MCベースではテーブル寸法φ500・630・800ミリメートルの3機種を揃えた。中でも「MU−8000V LASER EX」は最大ワーク寸法φ1000×H550ミリで、複合加工機搭載型の金属造形マシンとしては世界最大サイズだ。また、複合加工旋盤ベースでは軸移動量などの異なる2機種(MULTUS U3000 LASER EX、MULTUS U4000 LASER EX)をラインアップした。
 独トルンプ社製の最先端レーザ光源と光学・積層粉末制御ヘッドを採用。金属粉末の噴射と同時にレーザをワークに照射するLMD式(レーザ粉体肉盛りシステム)のため造形スピードが速く、レーザスポット径はφ0.4~8.5ミリメートルまでOSPで無段階に制御できる。オークマでは「世界最高水準のレーザ技術とOSPの監視・制御で長時間連続の安定したレーザ加工が可能になる。鍛造材に匹敵する積層造形強度で、航空機基幹部品に求められる信頼性を十分確保できる」とする。
 レーザ精密焼入れでは、熱処理炉での従来焼入れと比較して短時間かつ歪の少ない焼入れ工程を実現し、劇的にスループットを向上できる。なお、1台のレーザ発振機は最大6台の加工機(LASER EXシリーズ)につなぐことができ、金属積層・焼入れ工程を複数機で共有可能。変種変量生産に対応しやすい。
 JIMTOF会場で披露する「MU―6300V LASER EX」の価格はオプション込みで税抜1億6300万円、5機種合計で初年度20台の販売を目指す。