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新価値創造展、導入しやすいロボットが随所に

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 中小企業のビジネスマッチングを促す「新価値創造展2016(第12回中小企業総合展東京)」(中小企業基盤整備機構主催)が11月2日までの3日間、東京ビッグサイトで開かれ、582社・団体の出展に3万42人が訪れた。「ロボット技術」「ものづくり」「新素材・新エネルギー」など6つの戦略的なテーマを掲げて会場を分け、各テーマ会場に特別展示ゾーンを設けた。
 ロボット技術ゾーンではMUJIN(東京都文京区)が世界で初めてティーチレスでバラ積みピッキングができるコントローラ「Pick Worker」(ロボット大賞経済産業大臣賞受賞)を紹介。ペンダント上でのロボット動作環境の作成、ワークの把持可能個所の登録、搬送位置・姿勢の登録を行うことで専門知識がなくても短期間で自動ピッキングを始められる。「教えることなしに毎回軌道を演算することで、ユーザーが求めるタクトタイムに応えられる。ディープラーニングではソースコードが書き換えられるため、問題が起こったときに追跡しにくい」とする。昨年から自動車関連の二十数社に採用されたと言う。
 ペットのように記者の後を追ってきたのはドーグ(茨城県つくば市)の追従運搬ロボット「THOUZER(サウザー)」(昨年10月発売)。コントローラー要らずと機動力に優れる。搭載するレーザーセンサーで追従対象を区別し、無制限に台数を増やせる。AGV(無人搬送車)としても使え、「ホームセンターにある反射テープで走行コースを簡単に設定・変更できる」。
 ものづくりゾーンではABBが昨年4月に発売した協働型双腕ロボット「YuMi(ユーミィ)」を2台動かした。左右あわせ14軸による柔軟な動きと0.02ミリの位置繰返精度をもつことよりも、教示のしやすさを強くアピールした。「プログラミングのし方はオンサイト(ロボットを目の前にした)とオフサイト(パソコン上で)が選べ、さらにオンサイトでは端末としてペンダントか手持ちのタブレットを選べる。3D画面上のロボットをクリック&ドラッグするオフサイトはゲームに慣れ親しんだ方には扱いやすいと好評」と言う。システムインテグレーターと組むことなしにユーザー自らが教示して操作するのにも適していることを強調した。