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DMG森精機、ソフトウェア技術者に強み

IoT化、周辺パッケージを強化

 DMG森精機はJIMTOF2016開幕初日の11月17日午後、東京ビックサイト会議棟で記者会見を行った。
 森雅彦社長はまず自社の受注状況について説明し、「ユーロ建てでは前年比増、円建てでみると横ばいの状況にあり、今年度の生産見込みは9900台。世界の工作機械受注見通しは弱含みだが自助努力を重ねて来年度は1.1万台を目指す」とした。
 言葉に最も熱を込めたのは、エンジニアのソフトウェア対応についてだった。「世界46カ国165拠点に1500人のサービスエンジニアを配置しており、彼らはどのメーカーのPLCでもCNCでも直せる人材に育った。加えて1000人のアプリケーションエンジニアも育成済み。他のどこにもない分厚い技術者層が、我々のオープンイノベーションを変えていく」。
 ソフトウェア対応の強化を武器に、ロボット等の工作機械周辺機器のパッケージ販売を強化する考えも示した。DMG森精機のマシンインターフェース・CELOSからロボットの簡易ティーチングができる移動式ロボットシステム「Robo2GO」、多関節ロボット+周辺機器のモジュールユニットなど今回展で披露した新システムを例に挙げ、「ロボット、制御装置、計測機器など複数の機器を、メーカーを問わず1つのソフトウェアでつなぐことができ、1つの制御盤で操作できる。システムは当社工場でセットアップするので立ち上がり時間も短縮可能だ。これまではユーザー自身が数カ月かけてデータを機器ごとに打ち直し、周辺機器を接続しなければならなかったが、その手間が軽減でき、ソリューションが提供できる。ファナックのオープンプラットフォーム・フィールドシステムもパッケージ販売の追い風になる」と話した。
 また、加工・計測・ハンドリング・モニタリングをサポートする20種(新発売6種含む)以上のテクノロジーサイクルを会場で実演し、「スマートマシンの進化を見せる」としたほか、中小企業のIoT支援については、「専用携帯回線を使った遠隔保守サービス加入件数が既に1万台に達し、11月17日から遠隔監視やモニタリングにより保証期間を5年間に延長できるセロスクラブ・プラチナの販売を開始した。さらにマイクロソフトの協業により、膨大な生産データを蓄積するクラウドの品質・安全性も担保できるのが強み。クラウドサービスの面でも中小工場のIoT化を支援していきたい」とした。