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安田工業、「見える化」で保全や精度向上支援

新NCインターフェースやIoT提案

 安田工業(安田拓人社長)はJIMTOF2016で機械とソフトを融合した新たなIoTソリューションをみせた。
 ブースでは、NC内部の情報をオペレーターに分かりやすく伝える、ウィンドウズベースの新NCインターフェース「OpeNe Ver2.0」を披露。主軸モーター温度、制御軸負荷電流値、主軸工具のクランプ・アンクランプ回数、加工実績などをモニタリングできる機能を標準で備えており、同社では「ロギング情報を分析すれば電流値や温度の異常などが発生しやすい状況を見つけられる。オペレーターが予防保全計画を立てやすくなり、機械の突然停止を未然に防ぐことが可能。今後は安田の加工機で異常発生が予想されるしきい値をユーザーに提案するサービスも開発したい」とした。
 IoTを活用した「見える化」支援としては、機械の稼働状況をEthernetやWiFi経由でPCやタブレットに表示できる「YASDA CONNECT」も紹介した。CEC社の稼働ロギングソフトウェア「Facteye」を用いた機能。複数機械の稼働状態や保守情報をアイコンで知らせるほか、工作機械1台あたり最大21個登録できるオプションのセンサ(温度・圧力・電流など)から得た情報をロードメーターで示すことができる。エアーの圧力低下やモーターの異常を発見しやすくなり、設備の予防保全や加工精度維持などに活かせる。
 参考出品として注目を集めたのは、透過率80%の無機ELパネルを用いた加工状態のモニタリングだ。パネル上には主軸負荷メーターなど主要なNCデータが表示され、「機械の加工窓前に設置すれば、加工から目を離さずにNC情報を確認でき、突発的な異常を防ぎやすくなる。無機ELは有機溶剤にも強く、過酷な環境での使用に適している」(同社)という。
 安田工業ではこのほかにも様々なサポートウェア群を用意。大昭和精機の自動工具測定機「DynaLine」を用いた工具計測やワーク芯出しなどの計測分野、回転軸・旋回軸などの校正分野のほか、機械・工具・ワーク管理や保守などの機能を豊富に備え、高精度化高効率化をサポートとするという。