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初田製作所、引合い急増金属火災用消火装置

工作機械は消火後すぐに復旧

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 1千万円を超える大型案件を含め、いま初田製作所(大阪府枚方市、1902年創業)に引き合いが急増している。同社が扱うのは工作機械に付ける自動消火装置や放射器など。自動装置は大手工作機械メーカーの一部で標準採用されるほどの実績がある。
 需要増のきっかけは5月に東京・町田で起きたマグネシウムによる工場火災。誤って放水したことにより爆発的に炎上し、鎮火までに38時間ほどかかった。同様の火災は過去にも起こっており、注意を要する。
 マグネシウムは軽合金の材料となり、ケータイやパソコンなどの部品製造に使われている。部品の軽量化に重宝する一方で燃焼時に放水すれば爆発的に燃えるため、消火には専用の消火器が必要だ。マシニングセンタや旋盤に設置する同社のマグネシウム合金切削屑火災用自動消化システム「アルゴナイト・キャビネックス」の消火薬剤はアルゴン50%、窒素50%で構成。ドライアイスによる結露で燃え広がることがあるCO2を一切使わず、オゾン層破壊、地球温暖化の両係数ともゼロというのが特長だ。
 工作機械メーカーと共同開発したというだけあって、配慮が行き届いている。ガスのみで消火するので消したあとに何も残らず、機械はすぐに復旧できる。これはこの製品にだけある機能で、様々な薬剤を用いる他の装置だと消火はできてもその後に機械のオーバーホールを要することがある。熱および炎のセンサーをもち、燃えても温度が上がりにくいマグネシウム火災を早期に発見する。

 手動式の金属火災用放射器「メタックス」も用意。金属火災に最適に放射する新ノズルを採用し、環境にやさしい消火薬剤は確実に窒息消火する。
(画像:アルゴナイト・キャビネックス)