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三菱電機、さいたま自社展に5百人

ワイヤ放電の品揃え「史上最強」

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 三菱電機は6月20、21の両日、さいたま市にある同社東日本メカトロソリューションセンターで製品・技術を集めた恒例のプライベートフェアを開いた。目標を1割弱上回る480人の機械ユーザーや流通関係者らが訪れ、放電・レーザー加工機の受注額は同2倍近い8億6千万円を記録した。
 「今年の放電のラインナップは史上最強だ」  産業メカトロニクス事業部の氷見徳昭事業部長がそう自信を話すように、同社のワイヤ放電加工機は高生産機から高機能機まで自信作が揃った。高生産機と位置づける「MVシリーズ」はこの2年で2千台の世界販売を果たした。「ウォータージェットレスの結線を高い信頼性をもって速く行える」(同事業部の岩崎健史主管技師長)機能が市場に受け入れられたからだ。この好評機能を今春発売した高機能機の「MPシリーズ」や油加工液仕様「MX600」に搭載し、同時に従来機よりワンランク精度を高め、特にピッチプレートや真円度を出す加工に向くようにした。
 一方、実機ではなくデータとワークでの紹介となったが、6月に発売したファイバーレーザー加工機(FL)「ML3015NX−F40」(定格出力4キロワット)に注目が集まった。従来機から出力を1.5キロワット高めたことで、「FLは薄板を高速で切るものと認識されがちだったが、ステンレスで20mm、軟鋼なら22mmの板厚が加工できる。今後3、4年で当社のレーザー加工機の売上の3割くらいまで増えるのではないか」(同事業部の金岡優主管技師長)と言う。発売に合わせFL2機種のリース向けメンテナンスパッケージを用意した。最長7年間、レンズなど消耗部品以外の無償交換と定期点検などが付くのは業界初という。
 ラインナップの充実もあって同社の見通しは明るい。氷見事業部長は「昨年に続き今年もワイヤと形彫放電で2300台の販売目標に再チャレンジする。昨年は中国向けの足踏みなどで1割ほど届かなかったが、電子端末など向けに活発な商談ができている。15年の3千台目標へ向け弾みをつけたい」とする。