コラム

2018年10月10日号

 先日、5年以上使ったスマートフォンをついに買い替えた。新発表のニューモデルではなく1世代前を選んだ▼同僚から「将来、TVの○○鑑定団に出すつもりか」と揶揄されただけでなく、突然固まるなど寿命も感じられた末のマイ決断だった▼電話とインターネット。それに音楽を聴くくらい。SNSは苦手で、こまめに...

2018年9月25日号

 猛暑、集中豪雨、大型台風と、年を追って荒々しさを増す夏が過ぎ、秋の気配が満ちてきた。天高く馬肥える秋というように、晴れた日、秋の空はとても高く、澄み渡って気持ちがいい▼大陸から伸びる秋の高気圧に水蒸気の量は少なく、人の目に空気が澄んで映る。これが空が高く感じられる理由なのだそうだ▼もっとも、...

2018年9月10日号

 人のウワサも75日と言う。なぜ75日なのかネットで調べると、人は飽きっぽく季節が変わる頃には忘れられ話題に登らなくなるや、語呂の良さとも関係するんじゃないかとかに出会う▼でも現実を見ると、ウワサどころか事件や不祥事でさえ、実際には75日と持たず、もっと短期間で多くが関心の外に置かれている。ト...

2018年8月25日号

 どうなるかじゃなく、どうするかだ―。機工業界の大先輩が生前よく口にしていた言葉だ。後者は前者と違って人の意志が関係する。情報を分析し先行きを予測するのも大事だが、そこで止まってしまっては意味などない。「で、お前はどうするんだ」、人の力を温かく見守った同氏の叱責が懐かしい▼情報発信を生業にする...

2018年8月10日号

 想像力には2つの形があるという。一つは日常に向かう想像力。他人にどう思われているか。気持ちは相手に通じたのか。奴は裏切らないか…などと想う力だ。他方、日常を離れ、宇宙の果てを想像したり、人類の遠い未来を想ったりするもう一種の自由な想像力も人には備わっている▼紀元前の古代ギリシア時代「原子(最...

2018年7月25日号

 本紙発行日の7月25日は「最高気温記念日」とされてきた。1933年のこの日、山形市でフェーン現象により未曾有の40.8度を記録したためだ▼まさに度を越す暑さだったのだろう。記録は長年更新されず、実に74年後の07年8月、熊谷市と多治見市で40.9度を記録し、ようやく観測史上2位に退いた。けれ...

2018年7月10日号

 非連続の変革に対応すべき―。今年のものづくり白書が強調したこの言葉を前号で紹介したが、実際問題として非連続の時代にどう向き合えばいいのだろう。いや非連続と同調し、一種の連続性がそこに伴ってあることを見落とせないのではないか▼学生の頃か。人生は連続的か、非連続かと議論したことがあった。青年期に...

2018年6月25日号

 好調続く生産財業界だが、いまだによく聞くのはアジアと国内での投資姿勢の差。前者がすこぶるポジティブなのに対し、日本は慎重で決断までに時間がかかるとの声が多い。いや、この差は、お国柄や文化の違いと絡むのかもしれないが…▼ナノレベルの超精密仕上げが要求される先端金属加工分野にマシンを提供する某メ...

2018年6月10日号

 物はいいようといって、言い方次第で受け手の印象が違ってしまうことは多い。販売の現場を取材しても「まだ実績は皆無だが準備は整った」と聞く時と、「準備は整ったが実績はまだ皆無です」では、似ているようで期待値が全く異なるほどの開きがある▼こういう場合、発言をそのまま写し取るんじゃなく、再確認したり...

2018年5月25日号

 仕事柄、経産省などの新着情報はネットでこまめにチェックと心掛けているが、この23日にアップされた「デザイン経営宣言」(経産省・特許庁「産業競争力とデザインを考える会」報告書)は普段の情報と毛色が違ってユニーク、論旨にもパンチがあり久々一気に読み込んだ▼その中身は、差別化が困難な時代の中で、い...