コラム

2020年10月25日号

 朝夕もう涼しく、いや寒ささえ感じるほどになった。もう半袖は不要と少し遅れて衣替え。小生、無頓着なほうで、衣替えの作業中にTシャツなどのシミやほつれにやっと気づく。古びた衣服をまとめてゴミ箱に放ると、カミさんが寄付しようと取り上げる▼そうやっていくつかが消え、多くは夏まで衣類ケースで冬眠と相成...

2020年10月10日号

 GO TOキャンペーン利用してる? そんな会話が周囲で多く聞かれる。「旅行に行こう」や「食事へ行こう」の促進企画。ウイズコロナといっても、ステイホームから対策を伴う行動を促す方向へ転換してきた。スポーツ観戦、イベント、入国制限などでも緩和策が相次ぐ▼そうした影響でコロナ感染症が再拡大すれば元...

2020年9月25日号

 有形から無形へ?企業の固定資産に占める無形固定資産比率を巡って、エコノミストなどから分析や意見が相次ぐ▼無形固定資産比率上位企業の競争力の高さが指摘される一方、同比率が極めて低い企業も各産業で一定数を占め、その顕著な差を問題視する向きもある▼無形固定資産は、文字通り形の無い資産。特許権や商標...

2020年9月10日号

 歴代最長7年8カ月の政権期間を記録した後、8月末に安倍首相が辞意を表明。すると内閣支持率が何故か大幅に上向いた。調査によって異なるが、15~30ポイント近くの上昇で、支持率は一気50~60%台に▼口の悪い向きは「辞任決断を評価したもの」というが、日本人特有の判官びいきというか、ノーサイドの精...

2020年8月25日号

 この夏、機工業界のある老舗の新聞社がひっそりと幕を閉じた。理由はいろいろあるとして、やはり新型コロナ感染症による景気の急悪化が、購読数とスポンサーの広告出稿を減らし、決定的なダメージとなったようだ▼特に深い関係というわけではないが、この新聞社の記者達とは過去から親しく交流をさせていただいた。...

2020年8月10日号

 助言を受けて問題がスッと解決した時、よく「目から鱗が落ちた」という。目から鱗を辞書で引くと、何かがきっかけで急に物事の実態がよく理解できるようになるたとえ、とある▼しかし目から落ちるはずのないウロコが落ちるのだから、この説明はやや事務的だろう。当人の感情の高ぶりや、いい意味での驚愕を「鱗が落...

2020年7月25日号

 ある調査機関は6割が支障を感じているとし、別の研究所は9割が課題を持つとする―。新常態を象徴するテレワークを巡り、実態調査の結果がさまざま発表されている▼課題や支障の中身は、オフィスでないと押印作業ができない、テレビ会議の習熟度が社員によって未達、在宅では集中力が鈍るなど。テレワークじゃ無理...

2020年7月10日号

 小暑(今年は7月7日)の節気を経て、夏本場に向かう。木々が茂り、蝉が鳴き、持て余したエネルギーを見せつけて雲が膨張する。強い陽射しは目薬のようにしみそうだ▼好き嫌い様々だろうが、四季の中で一番ダイナミックな夏の光景は、インパクトがあって、強く印象に残りやすい▼けれど近年を振り返ると、毎年、梅...

2020年6月25日号

 自分ではそのことをよく知っているつもりでも、それについて説明を求められると、どう答えるべきか途端に言葉に窮してしまう…との一文を、古代ギリシアの哲学者が残しているそうだ▼ここで言う、知っているつもりだが説明に窮するものの正体は「時間」であった。なるほど、大理石の胸像の、彫りの深い「知の巨人」...

2020年6月10日号

 共感性が文明を作る、と書いたメモを古いノートのなかに見つけた。自分の言葉ではない。何かを写し取ったのだが、なぜ書き留めたのかさえ今となっては不明だ▼書き写した自分に向き合うように、共感性について考えた。確かに、人々の共感性が原動力となり、社会改革や文明を生み出した例は過去、枚挙にいとまが無さ...