識者の目

コロナ禍後のニュー・ノーマルを共に考えよう

菅新内閣への期待とデジタル化推進について

 8月28日の安倍首相辞任表明から政局が騒がしくなったが、9月14日の自民党総裁選で菅義偉氏が圧勝、16日には菅義偉第99代内閣総理大臣が誕生して、新内閣閣僚指名がされ、ポスト安倍体制が本格的に動き始める。何が引き継がれ、何が改革されていくのかに、注目して行かねばならない。その前に、衆議院解散が近々...

中国自動車産業の現状と見通し

世界の新車需要を先導

■中国市場は世界の新車生産・販売回復を先導 2019年12月に中国武漢で確認された新型肺炎は、1月23日の武漢市封鎖のニュースで激震に変わった。その後3月11日にWHOはパンデミック宣言をするに至ったのだ。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)は世界的な経済危機を引き起こすこととなった。 季節調整...

後処理工程の重要性と最近の動向

 地球環境問題に対応するため、CASE(Connected Autonomous Shared Electrification)に代表される自動車の電動化技術が急速な進展を見せており、その影響は加工技術の様々な分野にも及んでいる。 そのために加工技術の精密化はもちろんのこと、微細加工やAM加工が採用...

コロナ禍の後の中小製造業とデジタルトランスフォーメーション

 いきなり降ってわいたコロナ禍に、日本の中小製造業は対策を講じる時間的余裕がなかった。ワクチン・治療薬が開発されるまで、我々は新型コロナウイルスと共存せざるを得ないことから「ウィズコロナ」と呼ばれている。ウイルスの変異で今後、更に強毒化したウイルスが発生する可能性を考えれば、中小製造業はその対策を講...

3Dプリンタにより製造プロセスが変わる

金属3Dプリンタと工作機械で構成する部品製造ラインへの変貌

 昨年、ドイツのハノーバで開催されたEMO2019を視察した。多くの金属3Dプリンタ(3D金属積層造形装置、金属AM(付加製造)装置)が出展されており、それらの造形機能の進展に加えて、その前工程、後工程の関連技術においても飛躍的に進化してきていると感じた。これら前工程、造形工程、後工程といった製品を...

コロナ時代を生きるモノづくり技術・人

新型コロナ禍がもたらした功罪

 新型コロナウイルスにより世界中の多くの尊い命が失われ、人々の行動が大きく制限され、過去に類をみない経済的な損害を与え続けている。様々なモノが中国に依存し、国内の製造の弱点が露呈してしまった。感染拡大が高まりつつある中、マスク生産設備導入のための補助金やサプライチェーン対策のための国内投資促進事業補...

禍がもたらす新ニーズの創出

 日本では、新型コロナ感染防止に向けた緊急事態措置が5月末まで延長された。外出自粛の要請が続く中、臨時休業や業務縮小を余儀なくされている企業は窮地に立たされている。中でも外食産業は利用者が激減し、事業存続が危ぶまれている企業も少なくない。 一方、中国では「第2波」を警戒し、入国や国内移動の制限は残っ...

金型でもデジタル活用、解析・加工がスムーズに

 第4次産業革命として紹介されたドイツのインダストリー4.0の概念の一部は、IoT(モノのインターネット)技術に支えられて製造現場の「見える化」として具現化され、設備の稼働状況や故障をリアルタイムで見せることで生産効率の改善や設備の予防保全に役立っている。こうした先進技術のように金型加工技術やそれを...

5G時代の産業セキュリティ、サイバー攻撃に強い工場とメーカーとは

ゾーン単位で攻撃を遮断

 連載も今回で最終回。サイバー攻撃に強い工場、サイバー攻撃に強いメーカーになるために何をすればよいのか。論点を整理したいと思う。 まず工場では、何から始めればよいのか。基本は脅威モデル(サイバー攻撃を行う手口や被害内容のモデリング)の設計にしっかり取り組み、マルウェアの種類によってインシデント検知手...

アジア人材との良き協働のために

なぜ外国人技能実習生か?

 日本では少子高齢化で国内労働人口減少、地方の製造業では求人しても若者が来てくれない。原因は労働人口減少だけではない。3K(きつい、危険、汚い)職場で、さらに3K(給料が安い、休暇が少ない、過疎地で生活を楽しめない)状況の製造業では、若者は来てくれない。対策として行われているのが、外国人技能実習生受...