オヤジの喜怒哀愁

2019年4月25日号

身近な選挙

 統一地方選挙で小生の住むB市でも市議選があった。我々にとって一番身近な選挙であり候補者には直接知っている人が何人もいる。
 たまに行く近所のラーメン店の店主、息子が小学生の時にお世話になったスポーツ少年団の団長、祭りを仕切る地元青年団の元団長、迷惑施設反対運動で知り合った人たちな...

2019年4月10日号

打つ手の力

 小生が仕事をするようになった頃はまだ手書き原稿の時代で、原稿を和文タイプで打ち直して版下を作り、フィルム製版して輪転機にかけていた。印刷会社に頼む時は手書き原稿を渡して版組みしてもらい、校正して印刷に回した。ところが印刷物の制作工程はこの30年の間に様変わりした。
 まずはワープ...

2019年3月25日号

ダイヤルをひねる

 一合徳利に燗をつけるダイヤルのベストポジションを長年かけてやっとつかんだ電子レンジが壊れ、デジタル式に変えたらどうしても前のようにうまく燗をつけることができなくなったという忘れることのできない苦い経験がある。ダイヤルを好む者には、常にベストなプレーをするためにダッグアウトからセンターの守備位...

2019年3月10日号

淡き春の記憶

 卒業、入学シーズンを迎えている。長~い夏休み、クリスマス、正月と盛りだくさんの冬休み、これに対して春休みというのはやはり年度替わりで新たなステージへと切り替わる微妙な雰囲気を持っている。
 中学と高校の間の春休みに女の子を初めて映画に誘ったのを覚えている。こんなオヤジにもビージー...

2019年2月25日号

急増する児童虐待

 信じられないような児童虐待の酷いニュースが後を絶たない。とはいえ、親なら誰しもしつけのつもりがついカッとなってガツンとやってしまうこともある。虐待としつけとの境界線はあいまいで、親にとってこの問題はどこか身につまされるところがある。
 1年間に児童相談所に持ち込まれる虐待の相談件...

2019年2月10日号

薪の火力

 以前、借りて住んでいた家は山を背負っていて、よく木を切った。強風の後は倒木があったし、適当に枝を払わないとすぐに家が山に埋もれてしまうため仕方なく切っていたのだが、家にはかまどがあって気が向くと薪で飯を炊いた。
 木をかまどの奥行きに合わせて30センチぐらいの長さにチェーンソーで...

2019年1月25日号

人間民芸国宝

 間口三間の古民家の屋根は傾き、瓦が一部崩れ落ちている。戸口の上に「花籠」と屋号が掲げられている。私はここに竹カゴを注文しに来た。
 直径30センチあまり、深さ約40センチ。主に甘夏を収穫する時に使う丸い竹カゴは万能で、温州みかんやキウイ、梅の収穫にも使う。果樹の収穫作業は傾斜地や...

2019年1月1日号

不自由に生きる

 人は誰でも自由に生きたいと思う。しかしながら、人間というものはいろいろな束縛の中に生きているので、自由になるということは無理なのだろう。
 学校や会社に行きたくないと思っても平日は行かなければならない。行くべき日に行かなければ親や上司や先生の小言を聞かなくてはならない。学校や会社...

2018年12月10日号

コタツにみかん

 みかんの季節になった。「コタツにみかん」といえば冬の茶の間の原風景だし、子どもの頃、行楽列車で食べた冷凍みかんも懐かしい。大衆果実の代表と言っていいと思うが、今はバナナとリンゴに抜かれて第3位に甘んじているという。世界中から変わったフルーツが輸入されてきて消費者の好みは多様化しておりみかん生...

2018年11月25日号

アパート探し今昔

 娘たちの不動産探しが難航している。ひとりは東京で仕事しながら、もうひとりは地方で学校に通いながらの物件探しなのでなかなか思うように進まないのは仕方がない。
 先に家を出た上の娘はワンルームに住んでいるのだが来春、東京の学校に進学する下の娘と一緒に住んでお互いの家賃コストを下げよう...