連載 扉の先〜自動化時代の挑戦者たち
扉の先61/不定形な食材でも柔軟対応
無造作に積まれた唐揚げを一つひとつ器用につかんで、トレイに盛り付ける。形は不揃い、色味も微妙に違う。それでも見分けて判断するところがアールティ製協働ロボット「Foodly」の魅力だ。
扉の先60/自律性増すマテハン
マテハンにロボットが利用され自律的に稼働するようになってきた。だが、それらが提供する価値はそれだけではない。搬送物をキズつけず丁寧に扱い、長いリーチで高所にも手を伸ばし、素早く運ぶ。そんな機能が強化されている。
扉の先59/「街」と呼ぶ多機能型物流施設
ビル入り口の顔認証ゲートを通って3階に上がると、だだっ広いコンクリートのフロアでAGF(無人搬送フォークリフト)とAMR(自律走行型搬送ロボット)を組み合わせた実証試験が行われていた。大型トラックに積まれた1㍍立方の荷物をAGFが取り出して...
扉の先57/AMR→複数台・異種を短期導入
多くの工場で多数のAMR(Autonomous Mobile Robot=自律走行型搬送ロボット)が行き来する時代がすぐそこまで来ているのかもしれない。そう感じさせるのはオムロンが1年ぶりにアップデートし、9月1日にグローバルで提供を始めた...
扉の先56/AIピッキングを破格値で提供
機械学習とビジョンカメラを活用したロボットによるピッキング。数年前はベンチャーなど限られたプレイヤーのみがチャレンジしていた領域だが、eコマースの増加や労働力不足といった背景も後押しし、最近ではロボットメーカーや大手マテハンメーカーも続々と...
扉の先55/自動車部品メーカーがロボットSIerに
自動車部品メーカーの井原精機(岡山県井原市)は国内4工場で主力のステアリング部品やハブユニット、ディスクローター、駆動部品を製造する。近年はそれら部品加工ラインにロボットを導入し、笠岡工場ではオイルポンプ加工ライン(2018年)、高周波焼き...
扉の先53/ロボットのまち南相馬から世界へ
2011年3月、東日本大震災による甚大な被害を受けた福島県南相馬市原町区。かつて津波が押し寄せた場所は、土地改良と大規模なかさ上げが行われ、南相馬復興工業団地として生まれ変わった。