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MAKINOの新たな挑戦 「e・MACHINE」

機械の価値をアップデートできる、新ビジネスモデル

「今回のJIMTOFを皮切りに、私たちは大きく変わっていきます」

ネットワークの先にいる視聴者に、並々ならぬ決意を切り出したのは牧野フライス製作所の井上真一社長。11月16日に開幕したJIMTOF2020Onlineと同時オープンした自社スペシャルサイト「MAKINO MEET NEXT 2020」は、全ユーザに対する井上社長の決意表明の動画からスタートした。

牧野フライス製作所 取締役社長 井上 真一 氏

変化の象徴ともいえるのが、新コンセプト「eMACHINE」だ。環境性能に優れ、購入数年後でも主軸などのモジュールの変更やソフトウェアのアップデートを限定的ながらも可能にするという。

「お客様にとって機械は通常、購入した時が他の加工事業者と比べた競争力が最も高いものですが、10年、20年、もっと長ければ30年と使っているうちに、加工する材質やワークも変われば、工作機械側の技術もどんどん進化する。買い替えるまで競争力が低いままで良いのでしょうか」

「これまでは古くなったら新しい機械に買い替えてもらうビジネスが普通でしたが、これからは大きく変えていきます。単純に機械を売る数を追求するのではなく、お客様の競争力が長く維持できるような、そんな新しい機械づくりやソリューション提案を全員で考え抜いて生まれたコンセプトが『eMACHINE』でした」

「モジュールやソフトをアップデートできれば、お客様の競争力があがる。我々が変化に適合し、新しい価値を提供し続ける限り、大切なお客様とロングスパンで関わっていくことができます。機械を長く使うことで地球環境への負荷も低くなるでしょう。環境、ビジネス、社会のすべてが高度にバランスした持続可能な未来に向け、一秒たりとも気を抜かず、お客様に常に新しい価値を提供し続けられるマキノでありたいと考えています」

今回のビッグチェンジは井上社長曰く、「ハイスピードで競うマラソンの始まり」。進化の歩みを決して止めない。その固い決意をまなざしに込めた。

(2020年12月10日号掲載)