加工領域拡大と安定した高精度加工を両立
金型加工などオールマイティに使える高精度5軸マシニングセンタとして人気の高い「YBM Vi40」のコンセプトを引き継ぎながら、大型のワークニーズに応える「YBM Vi50」。
ワーク最大径は1.3倍（Vi40比）のφ650、最大重量は2.5倍（同）の500㎏にまで加工領域を拡大しつつ、省スペースを追求し、設置面積は約22％増に留めた。ダイキャスト金型や航空機部品、チャンバーなどの半導体製造装置の部品加工に対応する。
ワーク大型化による加工時間の伸長で課題となる熱変位対策においても、ノウハウがつぎ込まれている。
室温と同調させた冷却液を発熱部に循環させて機体の熱変位を最小限に抑制。加工によって帯熱したクーラントや高温の切粉、工場環境による室温変化には、高精度に同調させた熱交換液を機械各部に循環させ、室温変動にに合わせ機体温度を一様化し、高精度を維持する。
高い精度を生み出す伝統的なキサゲや独自のスピンドル、ガイドウェイ構造といった技術により、大型ワークの寸法精度・形状精度・面品位をより高い次元に導く。
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