技術の進化は止まらない。
鋼旋削加工用CVDコーテッド材種「MC6125」は、鋼旋削加工での第1推奨材種として、連続から断続加工まで幅広い加工領域で安定した高い性能を発揮する。耐摩耗性と耐欠損性の両立を実現したCVDコーテッド材種だ。
MC6100シリーズの最大の特長は、「Superナノテクスチャーテクノロジー」。従来のナノテクスチャーテクノロジーを改良させ、業界最高レベルの結晶方位制御AL2O3を実現した。より緻密かつ均一に結晶を成長させることにより、耐摩耗性が飛躍的に向上し、寿命改善につながる。
TOUGH-Grip技術も「SuperTOUGH-Grip」に進化。組織を微細化することに成功し、AL2O3層とTiCN層が接着する面積が大きくなることで密着力が向上し、コーティングの剥離を抑制する。
さらに、コーティング層の引張り応力を緩和することにより、刃先不安定加工時の衝撃による亀裂進展を抑制する。同シリーズでは、従来品に対して残留引張り応力を80%低減することに成功した。
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