株式会社ＴＡＩＹＯ

使い慣れた制御で置き換え、DCモータ対応

「油圧から電動に切り替えたいが、油圧並みのパワーを出せる電動シリンダがない」「電動にするなら油圧以上の速度がほしい」。電動化を希望する背景には、システム設計の工程短縮が図れるうえ、推力・速度・位置を任意で制御できるようになるからだ。

そこで油圧のTAIYOが提案するのが電動シリンダ「ETHシリーズ」。最大推力11万4000N、最高速度1.3m（毎秒）、ストローク最長2000mmまで対応する。

電動化の課題であるネットワークが機器ごとに違い、制御面での統一が難しい点についても、すべてのモータメーカーとの組み合わせを可能にしたことで解決した。つまり「使い慣れた制御＝現行の制御システム」で電動シリンダに置き換えられるということだ。

DCモータ、バッテリー電源の駆動にも対応しているので、マテハン関係のみならず、車載用にも使える。TAIYOによれば、「このようなフレキシブルな対応は業界初」という。最大推力35万6000N対応の「XFCシリーズ」も用意している。