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北九州SIerネット、サブスクで自動化支援

 北九州のモノづくりに関連するシステムインテグレータの団体「北九州システムインテグレータネットワーク」(会長=ドーワテクノス小野裕和社長)は参加する企業のもつロボット、AIソリューション、IoTソリューションなど様々な商材をサブスクリプション(サービス利用料課金モデル)で提供するBtoB向けウェブサイト「Kitakyushu SIerNet DX Marketplace」を立ち上げた。初期費用が高額で導入が進まなかった機材や価格が不明で問い合わせなどの一歩が進まなかった保守サービス、教育サービスなどが広がりそうだ。
 ネットワークは登録商材やサービスを拡張し、見積書の作成などが簡単に実行できるよう顧客のニーズに応えていく考え。「サブスクリプションではなく、従来からの売り切りの商材の取り扱いもあるので、それらの商材やサービスを活用した導入事例なども参考にしていただければ」と言う。
 参加企業のドーワテクノスが今春、提供を始めた外観検査ロボットシステム「AI検査君」は協働ロボットや検査用カメラ、操作パネルなどで構成し、AI機能を使って合否の判断を的確に行う。利用料は税別で初期費用30万円、月額40万円。同社は「ダイレクトティーチングなどを利用してセットアップが容易で導入した翌日から使える。期間工の代わりになる」(FAシステム部の田中弘行部長)と言う。
 このほか「Webサイトアクセス解析支援ツール」(ミシマ・オーエー・システム提供、月額5000円)、腰サポートロボット「マッスルスーツエブリイ」(ICS SAKABE提供、初期13600円、月額4980円)、産業用ディープラーニングツール「VisionPro Deep Learning」(リョーワ提供、初期15万円、月額20万円)などを用意する。

20211225日号掲載)