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川崎重工業、物流分野向け混載対応デバンニングロボ

最新レーザ複合機お披露目

 川崎重工業(東京都港区海岸1-14-5TEL.03-3435-2130)は31日、物流分野向けのデバンニング(荷降ろし)用ロボット「Vambo」を発売した。
 Eコマース市場の拡大に伴う流通物量の増加や慢性的な人手不足を背景とした、物流業界での自動化ニーズに向けて開発。
 同社製の中型汎用ロボット「RS080N」に無人搬送車(AGV)を組み合わせたもの。設置工事が不要で、コンテナ内に自動で進入し、大小様々な重量物(ケース)の荷降ろしをする。最大30kgのケースが搬送可能。そのため、人による重量物搬送が不要になる。
 同社の3次元ビジョンシステム「K-VStereo」にAI機能を搭載した新システムが、ケース側面から大きさ・位置ずれ・傾きを即座に自動認識。混載荷降ろしにも対応する。加えて、独自のケース取出しハンドによって、直置きや寸法が違うケースの同時取出しなどあらゆる条件での荷降ろしが可能。1時間に最大600個の荷降ろしができる。
 312日まで開催されている国際ロボット展の同社ブースで実機展示を予定している。

2022310日号掲載)