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DMG森精機、工具段取り時間50%削減

DMG森精機(株)

工具段取り効率化するマガジン操作パネル

 DMG森精機は1125日、工具段取りを効率化する「マガジン操作パネル」の販売を開始した。同製品は工具マガジンに配置する工具マガジン専用の操作パネル。同社の複合加工機「NTX1000」など既存機種への搭載も可能で、保有設備のさらなる生産性向上を目指すユーザーに向くという。
 一般的な工具段取り作業ではこれまで、作業者が工作機械の操作盤から工具データを登録し、工具マガジン側に移動して工具の取付を行っていた。そのため工具本数が増えると操作盤マガジン間の移動回数も多くなり、工具段取りに時間を要する要因となっていたという。
 しかしマガジン操作パネルでは、工具マガジンに配置することでその点を解消。工作機械の操作盤とマガジン間の移動が不要となり、マガジン操作パネルで工具データを登録後、すぐに工具の取付作業を行えるようにした。マガジンポットへの工具割付や登録済工具の検索・呼び出し、メンテナンスが必要な工具の抽出など、工具段取りに必要な操作はタッチパネルで完結。従来の仕様と比べ、工具段取り時間を約50%短縮できるという(工具寿命の確認・設定作業を従来のマガジン操作ボタンと比べた場合)。
 なお、同製品をオプションとして搭載する場合の標準販売価格は税抜き42万円。

20211210日号掲載)