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ソリッドワークス2022、「繰り返し作業」をより効率化

 ソリッドワークス・ジャパンは1028日、三次元設計CADSOLIDWORKS2022」の記者説明会をオンラインで実施。機能強化について説明を行った。
 新版は「より効率よく、より迅速に、一緒に作業を」をテーマにブラッシュアップ。同社営業技術部の赤代政宏部長は「昨今の3DCADユーザーは第一に『処理速度と快適性』、第二に『安定性』、次いで『使いやすさ』をソフト選定のポイントに挙げている。ソリッドワークス2022ではユーザーニーズの高かった『繰り返して行う作業』の効率化に着目した機能を数多く強化した」と話す。
 一例として、ユーザーが設計時に多用するショートカットキーの利便性を向上。ショートカットバーでコマンドを検索するウインドウや、ショートカットのカスタマイズなどを簡単に行える。効率化では、これまで片側しか行えなかったパーティングラインの抜き勾配作成をワンアクションで行えるほか、円筒データの断面表示も簡単に行えるようにした。
 ディテイリングモード(モデル情報を読み込まずに高速に開き編集を行えるモード)を強化し、図面の作業性能を向上させたほか、製図の手数を削減する機能を強化。グラフィックスの品質と表示スピードも大幅に改善した。
 ダッソー社のモノづくりプラットフォーム「3Dエクスペリエンス」との連携によって、効率的な共同作業やクラウドベースでのデザイン、設計、シミュレーション、データ管理・ガバナンス、製造向けアプリケーションの拡張利用などを容易にした。
 「データのリビジョンステータス(変更履歴)や完成度ステータスを簡単に見られることや排他制御の活用によって、共同作業による製品開発や管理をよりやりやすくしている」(同社営業技術部・柿沼直樹氏)。
 新版は121日より受注開始する。

20211110日号掲載)