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LIXIL、窓製品刷新完了

高性能窓 導入率100%目指す

 LIXILは、住まいの中でも熱流出割合が6割と大きい開口部への脱炭素化の取り組みとして、窓・ドアブランド「TOSTEM」シリーズの刷新を進めてきた。117日にオンラインで行われた記者発表で吉田聡執行役専務は、トリプルガラスのハイブリッド窓「TW」と1日でリフォーム可能な取替え窓「リプラス 高断熱汎用窓」の発表をもってこの取り組みが完了したことを報告した。
 新築住宅向けのパノラマウィンドウ「TW」は、トリプルガラスを採用することで「HEAT20 G2」グレードにも対応できる断熱性能を実現した。一方で、アルミと樹脂のハイブリッド窓にすることで耐久性を確保しつつガラス面積を約30%広くし、4枚建の引違い窓に縦フレーム幅をそろえた新構造の「スレンダーマリオン」を採用するなど、高い採光性・眺望性も実現。TOSTEMブランドのコンセプト「FRAMING THE BEAUTY OF LIVING」に違わない、風景を絵画のように切り取ることができるようになった。
 約90%が現在の省エネ基準以下である日本の既存住宅向けには、取替窓「リプラス 高断汎用窓枠」を用意した。リフォーム用窓でありながら、欧州の新築基準レベルの断熱性能。壁工事・足場工事不要で、1窓あたり約半日でリフォームが済む。省エネで快適な暮らしを気軽に実現できる。
 今回、全ての窓シリーズの刷新が完了したことで、現在74%である高性能窓導入率を26年には100%とする考え。

2022210日号掲載)