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シーメット、中国製3Dプリンターを販売

保守サポートも提供

 ナブテスコグループで産業用レーザー方式光造形装置(液体樹脂を用いた3Dプリンター)を製造・販売するシーメット(神奈川県横浜市)は31日、光造形装置メーカーで中国最大手のUnionTech社の「Lite600 2.0」(=写真)の販売を始めた。UnionTech社と日本における販売代理店契約を締結。荒井誠営業部長は「販売だけでなく、装置導入サービス、導入後の保守サポートなどを自社製品同様に行える」と言う。
 シーメットは日本製光造形装置のパイオニアとして1990年以来30年以上の実績がある。Lite600 2.0は造形サイズ600×600×400㍉、積層ピッチ0.1㍉で価格は約2000万円。同社がもつ造形幅800㍉および400㍉の製品ラインナップに加えたかたち。「造形サイズのバリエーションが増えたほか、他社製の造形幅600㍉サイズでは4千万円前後するため価格的な利点も訴求できる」(荒井部長)と自信を見せる。世界で7千台以上の販売実績をもつUnionTech機にシーメットが開発した液体樹脂をセットで販売する。Lite600 2.0はシーメットの横浜開発センター(横浜市緑区)に設置し、加工データを持参すれば造形できる体制も整えた。

2022515日号掲載)