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ヤマザキマザック、立形MC 5軸用自動化システ

教示と移動を容易に

 ヤマザキマザックは、立形マシニングセンタ、5軸加工機用の自動化システム「MAMILL ASSIST)シリーズ」を発売した。アームロボット、ストッカ、専用ソフトウェアで構成。素材の搬入から完成品の搬出まで自動化する。
 立形MCVCNVTCシリーズ」と5軸加工機「VARIAXIS Cシリーズ」に対応する。対応可能な最大ワークサイズは幅400×長さ150×高さ200㍉(最小はいずれも30㍉)。ラインナップとして、最大質量14㌔グラム、28㌔グラム対応の2機種を製品化した。
 立ち上げは専用ソフトウェアに従って必要な情報を入力するだけ。煩雑なティーチング作業を不要にした。「1加工品あたり、5~10分程度のプログラム入力で段取りが完了する」という。ストッカは素材と完成品の多段積みが可能。一度の段取りによる長時間の無人運転を図った。
 ワンユニット化したシステムのため、市販のハンドリフトで簡単に移動できる。MAシリーズと工作機械本体の位置調整をするだけで据付けが完了。新規設置だけでなく、工場レイアウト変更に伴う機械移設にも柔軟に対応する。販売価格は税別1080万円(最大質量14㌔グラム対応)から。年間60台の販売を目指す。

20201025日号掲載)