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カワダロボティクス、バラ置きピック対応アプリ

NEXTAGEを活用したバラ置きピッキング

導入~立ち上げを簡易化

 カワダロボティクスは同社の双腕ヒト型協働ロボット「NEXTAGE」向けのワーク供給作業自動化アプリケーション「Pump」を発表した。
 近年増加するバラ置きされたワークのピッキングや自動機への整列供給といった要望に対し、汎用性が高く多様な作業に適応可能なNEXTAGEに、バラ置きピッキングに対応するハンドや立ち上げに必要な周辺機器、ティーチングデータ、専用のビジョンプラグインをセットにした。
 パッケージはNEXTAGE本体(NXAもしくはFillieから選択可能)、ワークをピックするための吸着パッドとワーク姿勢を安定化させる補助機構がついたワークピックハンド、ワーク供給台、ワークを整列プレイス供給するプレイスシュータ、ピッキング対象ワークを認識する専用のビジョンプラグイン、ティーチングデータの構成となる。
 「ハンドは取り扱うワークに合わせて、吸着パッドの種類などをカスタマイズが可能。作業が似ている工程であれば、本パッケージの構成を流用・カスタマイズすることで、導入から立ち上げまでをよりスピーディに行える」(同社)
 NEXTAGEの特長でもある双腕動作を最適化する独自のピック計画アルゴリズムを実装した、専用ビジョンプラグインは、類似ワークであれば品種が変わっても、画像認識モデルの置き換えとロボットの動きの変更のみで対応可能。また、周辺装置は最小限の構成にしているため、工場内の限られた空間でも設置できる。
 なお、413日から15日にポートメッセなごやで開催される機械要素技術展、418日からは東京のカワダロボティクス本社で「Pump」のデモンストレーションを行う。

2022410日号掲載)