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岩崎電気、24年ぶり新製品発表会

ホテルの中庭を使用して、照明の設置イメージを提案した

人と景観に寄り添う街路照明

 岩崎電気は69日、都内のホテルで24年ぶりとなる新ブランド発表会を行った。今回発表されたのは、71日に第一弾を発売するLED景観街路照明のフラッグシップモデル「unis(ユニス)」。1998年に発売された「mitis(ミーティス)」の後継シリーズに当たり、24年ぶりの刷新となる。ブランドコンセプトを「Lighting Orchestration」とし、オーケストラのように多彩な光をunison(ユニゾン、斉奏)させることで、調和(ハーモナイズ)された空間をつくり、人の営みや環境に寄り添うことを目指す。
 伊藤義剛社長は20年を振り返り「2000年代は機能・効率重視という傾向が強かったが、LEDの登場などにより、ここ数年は多様化してきた中で、景観についても新しい考えが出てきた。特に安心感を与えるようなものが求められるようになってきている」とし、「卒オリンピックを契機に、もう一度街づくりについて考えたい」と述べた。
 開発にあたった照明事業企画推進部の川股敦史課長は「景観照明は、人が中心となって、人が集うコミュニケーションの場を創出することが求められる」とし、本シリーズが「人・社会・地球環境に寄り添うことで、新たな価値と社会的変化の創造するような照明機器になれば」と述べた。
 特に訴求したい相手には建築の設計者や照明デザイナーを挙げ、「そうした方たちにも取り入れていただけるよう、建物と融合できるようなデザインになっている」とし、リリースから特に反応が良いのが照明デザイナーとのこと。「街づくりや再開発、ビル周りなどの狙ったところからの反応が良い。特にスティックタイプへの反応が良好」と手応えを話す。

(2022年6月25日号掲載)