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三菱電機、AI搭載放電加工機

生産性35%向上

 三菱電機は電気、電子部品などの微細部品から自動車部品まで、多種多様な加工に対応するAI搭載の形彫放電加工機の新機種「SGシリーズ」を125日に発売した。
 同社のAI技術「Maisart」を活用し、加工状況をリアルタイムに把握し最適な制御に自動切換えすることで生産性を従来機より最大35%向上させた。加工時間を自動算出する「加工時間見積もり機能」を標準搭載しており、工程間で発生する段取り時間のロスを削減する。
 高精度ボールねじの採用と、ヘッド部の鋳物形状・剛性の改良等の機械構造の見直しで「微細加工から中・大面積の部品まで安定して加工できる。また従来機より25倍の高加速度ジャンプにより、ゲートやリブなどの難加工箇所の高速加工を実現する」(同社)。
 また、同社のリモートサービス「Remote4U」に対応し、加工技術のサポートや稼働状況の遠隔監視により、運用と保守を支援する。
 軸移動量(X×Y×Z300×250×250mmの「SG8」(価格1380万円/税別)と400×300×300mmの「SG12」(価格1550万円/税別)の2機種をラインアップした。「2020年度はSG8175台、SG12100台の販売を目指す」(同社)。

202011日号掲載)